樹奈のMusic Library

樹奈のMusic Library FM高知

9/4の放送では私の曲、樹奈で「リフレイン」お送りしました。

コロナ禍で辟易とした日が続きますが、そんな繰り返しのような日々にもどうにか藻がいて希望を探したいと思い、選んでみました。

主人公の焦燥感をテンポの早いジャズ風にアレンジして録音しました。

自粛自粛が続く中、それぞれのモチベーションを保ちながら日々過ごすことって結構大変だと思うのですが、

ちょっと前に、「どんな風に自分を奮い立たせていますか」という質問をいただいたことがあります。

これは私の場合ですが、出来るだけ今の自分を客観的に見て、冷静に、今あんまり頑張れてないぞと、このままじゃ良くないよねという風に、

自分自身に問いかけるようなことをしています。

ストレスフルな世の中でもありますが、一人一人が少しでも希望が持てますよう願っています。

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今日はブラジル・サンパウロの女性ピアニスト、パトリシア・ロペスをご紹介しました。

送りする作品は彼女が小編成の室内楽音楽でポルトガルの作家フェルナンド・ペソアの詩を解釈するという壮大なコンセプトで持って、

全てオリジナル曲で作られたアルバム、「O FEMININO EM PESSOA」をピックアップしました。

ヴィオラ、ハープ、クラリネットなど色彩豊かな弦管アンサンブルが奏でる豊穣なサウンドと、パウラ・ミリャンのヴォーカル、そしてパトリシア・ロペスのピアノがストーリーを紡ぐように演奏される、とても印象的な作品。

パトリシア・ロペス「Quem Te Disse」お送りしました。

パトリシア・ロペスは6歳の時にピアノを始め、サンパウロ大学の室内楽オーケストラに籍を置き、ピアノ奏者として、

またコンポーザーとしてもオリジナル楽曲でニューヨークで公演を行ったり、

ポルトガルの国際ジャズ・フェス に出場してもいます。

コンテンポラリー・ジャズの世界観ではあるものの、

クラシックの響きもしっかり備わっていてとても重厚に聴こえてきますね。

芸術性が高く、痺れる作品でした。

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今話題の映画で、高知県が主な舞台となっている「竜とそばかすの姫」。

モデルとなっている場所が具体的にどこなのかは劇中で言及されていませんが、県内に実在する場所、仁淀川が登場しています。

私も小さい頃は仁淀川でよく遊び、思い出の場所です、東京に住むようになってからも里帰りすれば訪れますが、

昔から変わらない美しい景色を見ると素の自分に戻るようで癒されています。

8/21の放送では、は仁淀川を想ってそんな気持ちを歌った私の曲

樹奈で「ミナモノキヲク」をお送りしました。

いつのまにか自分も大人になってしまったのですが、今も変わらない仁淀川で子どもたちが遊んでいる姿を見ると、

ここで育ってきた私のルーツを大切にしたいなぁと感じます。

コロナ禍になってからなかなか県を跨ぐ移動が難しくなっていますが、次高知へ帰った時は、また仁淀川を訪れたいと思います。

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8/14の放送は私のおすすめミュージカル映画2012年の「Joyful Noise」をピックアップしてみました。

ある街のゴスペル隊が力をあわせて全米ゴスペル大会の優勝を目指すストーリーで、もちろん音楽が欠かせない映画です。

R&Bシンガーのクイーン・ラティファの迫力ある美しい歌や、カントリーシンガーの大御所であるドリー・パートンの圧巻の歌唱、をはじめとするキャストのパフォーマンスが何よりも見どころです。

マイケル・ジャクソンのナンバーのカヴァーでゴスペルのアレンジで歌う女性ボーカル、キキ•パーラーの声が新鮮なナンバー

映画「ジョイフルノイズ」サウンドトラックより「Man In The Mirror」をお送りしました。

伝統的なゴスペルも素晴らしいですが、ポップスの名曲をパワフルに歌い上げる本格的なゴスペルパフォーマンスがカッコいいですね。

ソウルフルで、軽快で、聴くだけで幸せになります。

劇中では、ポール・マッカートニーや、ビリー・プレストンのカヴァー、ラストシーンでは、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、アッシャー、クリス・ブラウン、スティーヴィー・ワンダーのナンバーのカヴァーで構成されるなど、アメリカの人気曲がしっかりアレンジされていて、楽しめます!

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東京オリンピックももう終盤ですが、この数日間アスリートたちの熱闘や一つの目標に向かう信念の強さに感動して、

私自身、とても勇気をもらっています。

今日は、信じることをテーマに書いた私の曲、樹奈で「Trust」をお送りしました。

先日、高知大学の人文社会科学部のセミナーでゲストスピーカーとして講義させていただいたのですが、

音楽の道を歩んでくるのに、なかなか確信のない中でも自分を信じ続けて、歩み続けているということをお話させていただきました。

今思い描く景色に辿りつけないかもしれないけれど、信じて頑張っていけば必ず新たな明日が見えてくると思い、

そんな想いでこの曲を書きました。

試聴版が聴けるので是非聞いてみて下さい^^

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7/31の放送ではニューヨーク・タイムズ紙が「N.Y.最良の秘宝」と紹介したシンガー、ベッカ・スティーヴンスのナンバーをお送りしました。

ジャズを中心にフォーキーな雰囲気を醸し出す独特の歌声で幅広く活躍する彼女の最新作は、中東の音楽にインスパイアーされた作品です。

スナーキー・パピーのリーダー、マイケル・リーグのプロデュースの元でNYの中近東アーティスト、ザ・シークレット・トリオと作ったこのサウンドは、伝統と革新を行き来するような感覚のサウンドです。

ベッカ・スティーブンス&ザ・シークレット・トリオで「The Eye」お送りしました。

ザ・シークレット・トリオのメンバーは、アルメニア人とマケドニア人とトルコ人の三人なんですね。

それぞれ楽器は、ウード、クラリネット、カーヌーンを演奏しています。

伝統音楽をベースにクラシック、ジャズ、ポップスなどを取り入れているのがわかります。

この編成、クラリネットをナーイという楽器に置き換えるとアラブ古典音楽の伝統的な編成になるそうです。

そこにベッカの繊細で完璧なボーカルがのる、この絶妙なバランスが最高のナンバーでした。

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7/24の放送では私の曲樹奈で「光へ」をお送りしました。

 

先の見えない不安の中にあっても、立ち止まらずに、光を信じて歩み続けていきたいということをテーマに書きました。

不安な中にあっても歩みを止めないでほしいと思います。そこで止まってしまうと、人間ほんとに上手くいかなくなってくると思います。

じゃあ、何を信じてやっていけばいいのかという人もいると思いますが、

希望がもてないのがコロナ禍のせいなのだったら、コロナになる前、何か感じてた希望とか夢を思い出してみてください。

きっと何か光が見えてくるんじゃないかと思っています。

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今日は番組の放送時間を変更してお送りしました。今日は私のお気に入りミュージカル、
1998年の「プリンス・オブ・エジプト」をピックアップしました。

この作品は旧約聖書の『出エジプト記』に記されているイスラエル人のエジプト脱出を描いたアニメーション映画で、

CGもいい具合に使われていて、見応えある作品です。なんと言っても音楽が壮大で美しいです。

サウンドトラックから、歌うのは1990年代からブロードウェイシアターの中心的人物の1人として活躍しているブライアン・ストークス・ミッチェルの歌唱で

「Through heaven’s eyes」

お送りしました。

エジプトテイストのオリエンタルな旋律が組み込まれたメロディが美しいですね。

この映画の主題歌「ホエン・ユー・ビリーヴ」は、ホイットニー・ヒューストンとマライア・キャリーのコラボでアカデミー歌曲賞を受賞していますので、作品の内容よりどうしてもこの印象が強いですが、

私は劇中の曲が本当にいいと感じています。

音楽は映画音楽の巨匠、ハンスジマー、そして歌の作詞・作曲を手がけたのは、「ポカホンタス」「ノートルダムの鐘」「魔法にかけられて」などのディズニー作品の作詞や、ミュージカル「ピピン」「ウィキッド」の作詞作曲を手がけたステファン・シュワルツです。

本当に素晴らしい音楽家だと思います。

作品は子供から大人までじっくり楽しめます。おすすめです。

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7/10の放送では私の曲「シャングリラの渦に」をお送りしました。

歌は、思いあう男女が、人目を避けて会うところから始まります。

二人の理想郷であるシャングリラへ、一緒にいられるわずかな時だけでも行きたい、という情熱を歌った歌です。

ラテンのパーカッションを打ち込みで録音したのでアレンジでは苦労した曲ですが、このラテン風の音作りで、シャングリラという大海原にふたりで向かってるというようなイメージで書いた曲です^^

この曲はオリジナルアルバム「Formative」に収録されていまして、YouTubeで試聴版が聴けるようになっています^^

今日は放送時間が変更になりまして、「樹奈のMusic Library」は午後3時55分からの放送となります。どうぞよろしくお願いいたします。

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7/3の放送ではオーストラリア出身の女性シンガー兼ピアニストであるサラ・マッケンジーのナンバーをご紹介しました。

以前に番組でご紹介した、ジャズシンガーのサラ・ガザレク、そしてシンガー・ソング・ライターのサラ・マクラクランに続き、今回も実力派のサラ先生から、最高の音楽を届けていただきました。

 

透明な声質と、モダンで軽快なジャズピアノを弾き語るスタイルで、

オーストラリアのパースにある音楽院から、アメリカのバークリー音楽大学を経て、

2015年に世界デビューしました。

2017年のアルバムから、オリジナル曲のソングライティングや、アレンジは自身ですべてを手掛けたという本作。

オーストラリアからアメリカ、そしてヨーロッパの旅が詰まった選曲になっていて、とてもお洒落に仕上がっています。

彼女が大学卒業後に移住したパリの町を歌ったナンバー、

サラ・マッケンジーで、「Paris In The Rain」

をお送りしました。

雨音を連想させてくれるピアノの音を聴いていると、雨の日の午後に、心躍るような気持ちで、パリの街を歩く姿が浮かんできました。

昔からの伝統的なジャズやスイングジャズが、今の時代に、サラテイストで蘇った感じで、とても心地良いナンバーでした。