樹奈のMusic Library
樹奈のMusic Library FM高知
今週は寒波が来てとても冷え込んでいますね。
でも、日に日に日没が遅くなっていて明るい時間が増えましたし、近所の木々も、花の蕾が膨らんでいたり、冬枯れの景色が少しずつ春に向かっている気がします。
この間、2年愛用していた自分のスニーカーを新しく買い替えまして、
いつも黒系なのですが、今回は真っ白の靴を選んでみました。
そうすると靴にあわせて、服装や私の大好きなターバンも柔らかい色のものを身につけるようになっています。
曲を書くときに私は色をイメージして作ることが多いので、もしかしたら何か新しい変化が出てくるのではないかと淡い期待もしています。
みなさんも色んな色彩感覚をお持ちだと思いますが、
今回2/22はそんな感覚を刺激してくれるとても穏やかで美しい一曲、俳優の石田ゆりこさんがアーティスト名lilyとして歌っている、昨年行われたモネの展覧会のテーマソングとして大橋トリオさんによるプロデュースで書き下ろされた
lily「私のモネ」をお送りしました。
作詞はlilyさんが担当していて、繊細な色の表現やモネへの想いが込められています。
そして大橋トリオさんの移調していくメロディライン、感動しました。
まるで絵の具が混ざって色が変化する様子だったり、まさにモネの睡蓮のときの絵の、きらめく水の感じが表現されていて、
初めて聴いたその瞬間から引き込まれましたし、聴けば聴くほど細かいところまで見えてくるそんなナンバーでした。
樹奈のMusic Library FM高知
2/11の東京、神楽坂天窓での、ライブ、お越しくださいました皆様、そして配信の方でご覧いただきました皆様ありがとうございました。
今回のライブは、コロナ禍で閉店したライブハウス天窓が、神楽坂で復活したアニバーサリーライブだったんですが、
とってもおしゃれな空間で、気持ちよく演奏できました。
場所は変わっても、天窓のスタッフさんが作る音空間は昔のままで、温かい雰囲気でした。
私にとってはライブハウス天窓は成長させていただいた場所であり夢を実現する場所でもありました。
今回2/15はこれからもたくさんの新しい夢を叶えてくれる流星のような存在であってほしいという願いを込めて作った私の曲「スピードスター」をお送りしました。
この曲、ライブではパーカッションのくどうげんたさんとギターの福西健実くんにめっちゃ素敵に盛り上げていただきました。
私は久々のソロライブで来てくださったお客さんともお久しぶりだったのですが、
退職されて再就職された方や地元に帰られて新たな生活を始めている方など、
第二の人生を歩み始めている方が多くいらっしゃいました。
この歌がみなさんの再出発の応援歌になれたら嬉しいなと願っています。
樹奈のMusic Library FM高知
先日、私のライブやレコーディングでサポートしてくれているドラムスの足立くんとミーティングをしてきました。
私たち2人ともコーヒー愛好家でして、いつもミーティングの場所は小洒落たおいしいドリップコーヒーを入れてくれるお店を訪ねています。
コーヒーは、味もそうなんですけど香りを楽しむ飲み物でもありますよね。
おいしいコーヒーを入れるためには少しのお湯を入れて蒸す時間というのが重要で、コーヒー屋さんでは、蒸らすお湯の温度や量、時間にとてもこだわっているそうです。
私も朝起きたらまず豆を挽いてコーヒーを入れていますが、
香りや旨味を引き出すための蒸らし時間だと思うと、ただ眠たいだけの時間が、とても優雅なひとときに感じるようになりました。
2/8の放送はそんな美味しいコーヒーをいれる時のような、聞けば聞くほど深みの出てくる音楽で、クリエイティブな世界を表現しているアーティストの1曲。
アルゼンチン・フォルクローレをベースに、ジャズや正統派クラシックのジャンルで創作活動をしている作・編曲家のガリ・ディ・ピエトロと、女性ピアニストのセリナ・フェデリクをフィーチャーしたピアノアルバム「”Sobre rieles”」ソブリ、リエレスから、ピアノ2台での連弾の演奏です。
ガリ・ディ・ピエトロ、セリナ・フェデリクで「Motivo sobre ritmo de chacarera」をお送りしました。
作者であるガリ・ディ・ピエトロさんは和声と対位法の教鞭も執っていらっしゃる偉大な方なんです。
クラシックの対位法を用いた完璧なアレンジでジャズのサウンドも響かせている、聞けば聞くほど奥が深いのがわかる、そんな音楽でした。
みなさんはお正月休みゆっくり過ごさせれましたでしょうか。私は家に妹が来てくれて、とても楽しく過ごしました。
休みが続くとお家ご飯が捗りまして、手作り餃子、手作りエビチリ、手作りハンバーグ、もつ鍋などなど連日ご馳走続きで、心身共に良いスタートがきれたなと思っています。
そしてこの年明けはとっても嬉しいニュースがあります。
私の東京の本拠地としてたくさん出演させていただいていたライブハウス四谷天窓さん、コロナ禍で閉店に追い込まれておりましたが、ついにこの1月に東京・神楽坂で復活するとの報告が大々的にありました。
この日を待ち望んでいたアーティストの一人として、心からお祝い申し上げたいと思います。
今、復活プロジェクトとしてクラウドファンディングも立ち上がっていて、コンピアルバムもぞくぞく制作されるとのことで楽しみです。
11/11は四谷天窓さんの閉店が決まったときに応援ソングとして書いた私の曲「スピードスター」お送りしました。
コロナ禍から4年ですが、ライブハウス天窓さんにとっては長い時間であり道のりだったと思います。
そんな中、希望を捨てず復活の実現は本当に素晴らしいですし、私自身は逆に勇気をもらってしまいました。
新しい場所ですが、おかえりただいまという感じで、また出演させていただきたいと思っております。
近々お知らせいたします!
樹奈のMusic Library FM高知
あけましておめでとうございます!
みなさんはもう初詣は行かれましたか?今年はどんな願い事をしたのでしょうか?
私は、家族の健康。そして地球温暖化や物価高騰、世界の戦争が続く中、
たくさんの人がより良く暮らせる一年でありますようにと願っています。
1/4は寒い季節ならではの暖かさを感じられるミュージカルアニメ映画2018年の「スモールフット」をピックアップしてみました。
ビッグフットとも呼ばれる雪男イエティと人間が主人公となった話で、異なる文化や人種の相互理解をテーマにしている作品です。
劇中のオリジナルソング全体がひとつのテーマで作られていて、とてもレベルの高い内容でした。
その中から、アメリカの女優でシンガーのゼンデイア歌う「Wonderful Life」お送りしました。
この曲は不思議に満ちた世界への好奇心が新たな冒険へと踏み出す力になると歌っています。
目の前謎を解明したいと思う好奇心は、行動力に繋がると思います。
私は数年前に音楽大学で一旦勉強を終えたのですが、またもう少し知りたいこともあるなと思って今年は勉強もまた挑戦してみたいと思っているところです。
この歌のようにみなさんもいろんなところに好奇心を向けて進み出せるような充実した2025年となりますように願っています!
樹奈のMusic Library FM高知
12/28
みなさんは好きな音楽を探す時、どんなツールをお使いでしょうか。
先日私の母がGoogleの鼻歌検索で、タイトルのわからない曲を鼻歌で探し当てたと聞きました。私はいつも新しい曲を探しているからなのかまだGoogle鼻歌検索は一度も使ったことがなくて今回使ってみてびっくり、結構Jポップ系はちゃんと出てきました。
それならばインスト曲はどうなんだろうということで私の好きなアニメ「プイプイモルカー」のオープニング曲を歌ってみたのですが、これはダメでしたね。
Google先生、もう少し幅を広げてくれたら嬉しいなと思いつつ、
最後に私のオリジナル曲を歌いました、残念ながらキャッチしていただけませんでしたが、
12/28はみなさんには是非キャッチしていただきたいなと思い、私の曲「Blue Dawn」お送りしました。
2024年も後四日となりました。私にとってはやり遂げられなかったことも多かった年ですが、希望を持って新しい年を迎えられたらなと思っています。
曲のテーマは夜明けです。明けない夜はないという想いを込めました。
音楽は心の栄養だと私は思っています。2024年駆け抜けてきたみなさん、とっておきのプレイリストを作って、心を癒して、良い年末年始をお過ごしくださいね。
樹奈のMusic Library FM高知
前々回の放送で私の飼っている黒猫のびーくんと一瞬一瞬を大切に過ごしているとお話しさせてもらったのですが、なんとその日の夜にビーくんが体調を崩してしまって夜間救急に駆けつける事態となりました。
どうしてでしょう、出来る限り関わってあげているつもりだったのですがストレス性の膀胱炎だったんですよね。
まだまだ配慮が足りない飼い主だなと反省しつつ生活改善に取り組んでいます。
そして今は無事、元気にしています。大切な家族が体調を崩したりしていると仕事先でも気になりますよね。
その時に限って私もライブが立て込んでおりましたので、演奏が終わるなり電車に飛び乗って、早く家に帰ってびーくんに会いたいという気持ちでいっぱいでした。
これからクリスマスや年末年始がやってきて、家族や友人などと過ごしたい時期ですね。
でも仕事が忙しかったり、遠くにいて一緒にいることが叶わなかったりする人もいらっしゃると思います。
12/21はそんな切ない気持ちを抱えながら大切な人を想うクリスマスソング
アメリカのカントリーアカペラグループHome Freeの2016年のアルバム「Full of cheer」から「I’ll be home for Christmas」お送りしました。
Home Freeは男性5人からなるカントリーミュージックのアカペラグループで、Take6やボーイズIIメンなどの黒人グループと、発声の仕方やアレンジの雰囲気が違ってまたいいですね。
この曲は1943年にビング・クロスビーによってレコーディングされ、アメリカでリリースされました。
ちょうどこの頃第二次世界大戦中というのもあり、歌詞にある、クリスマスには、きっと帰る、たとえ、それが夢でしか叶わなかったとしても…という部分が兵士の気持ちを代弁して歌われたとも言われていて、とても切なくもあるのですが、寂しさに寄り添ってくれる温かい歌だなと感じます。
忙しいこの時期ですが、みなさんも素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。
樹奈のMusic Library FM高知
12/14は、クリスマスシーズンと言うことで、2020年のミュージカル映画ドリー・パートンのクリスマス・オン・ザ・スクエア』をピックアップしてみました。
アメリカのカントリーミュージック界を代表するシンガーソングライターであるドリー・パートンが14曲にもなる劇中のオリジナルクリスマスソングを手掛けています。
この作品はクリスマスキャロルに登場するスクルージのような心の冷たい主人公が、キラキラ眩い天使役のドリー・パートンからすてきな音楽でいっぱい導きを受け、ミラクルが次々におこっていくストーリーで、見ている者は曲から素晴らしいメッセージをもらって、心が温かくなる作品でした。
この映画の元となったドリー・パートンの47枚目の2020年リリースのアルバム「A Holly Dolly Christmas 」から、ドリー・パートン フィーチャリング マイリー・サイラスで、「Christmas Is」お送りしました。
映画ではミュージカルアレンジで聴けますので、是非チェックしてみてください。
みなさんも映画のようなミラクル、天の導きのような不思議な体験をされたことはありますか?
私は不思議なご縁というか、予想もしないところで知り合いと繋がるという出来事がこれまでに何度もあります。
高知で調律師でありジャズピアニストとしてご活躍の西村麻貴子さん、私はライブでコラボレーションさせてもらったりとても仲良くさせてもらっていますが、その西村さんと、私の東京の自宅のピアノの調律師さんが実は知り合いだったということが、つい先日うちの調律に来てくださったときにお話していてわかったんですよね。
何か私たち引き寄せるものがあるのかなあと思うと、幸せな気持ちになった瞬間でした。みなさんも心に光がともるような、
素敵な出来事があるクリスマスシーズンでありますよう願っています。
樹奈のMusic Library FM高知
早いもので12月ですね。この時期はみなさん仕事もですが忘年会も忙しいのではないでしょうか。
先日私も4年ぶりにお世話になっている方に誘われて行ってきました。その時にクリスマスプレゼントで大森裕子おおもりひろこさんの「ねこのずかん」という絵本をいただきました。猫好きにはたまらなくかわいい内容でおすすめです。
うちにはびーくんという名前の黒猫がいるのですが、忙しい時に限ってかまって欲しいアピールしてきます。
少し前までは待っててねと、自分のことを優先していたんですが、びーくんにとっては今のその瞬間が全てなんだと最近気づいて、2、3分でも手を止めて相手をしています。
そんなびーくんとの毎日を過ごしていると、一瞬一瞬の出来事に目を向けて心を動かすということがとても大事で、それが人生の彩りにつながっていくのだろうなと、感じています。
12/7は歌詞の中に猫が出てくる私の曲、猫の待つ家に帰る理系女子のお話「リケジョシツレンレポート」お送りしました。
この曲は、私自身が理系の大学出身ということで、リケジョの日々の様子を想像しながら描いてみました。
実際大学でやった色の変化を見る化学実験はとても神秘的で、全て数値で表せるものなんですが、それ以上の美しさを感じました。
忙しい師走ですが、たとえば、いつも片手間に飲んでいるコーヒーを、今日はゆったり座って飲もうとか、ちょっとした心の休憩を取り入れて、みなさん楽しい12月をお過ごしくださいね。
樹奈のMusic Library FM高知
11/30だというのに今年は暖冬だからなのか、それとも私の着ている無印良品のニットが優秀だからなのか、明日から12月だというのに私、まだコートを着ておりません。近所の銀杏もやっと黄色くなってきたかなという感じで思っていたよりたくさん秋を満喫した気がします。
そんな秋晴れだった先日、私の師匠でもあるキーボーディストの堀越昭宏さんにコロナ禍以来、約4年ぶりに会ってきました。
音楽の話をたくさんしてきたのですが、その時に最近の注目アーティストということで意見がばっちり一致した、アルゼンチンのデュオをご紹介。
10月のタイニーデスクコンサートでめちゃくちゃかっこいい演奏を聴かせてくれたカトリエル&パコ・アモロソです。ジャズフュージョンスタイルとカリブスタイルのミックスといった新しいサウンドでの演奏で、1週間以内に500万回以上再生されたという、今熱いアーティストです。
今年リリースのアルバム「BANO バーニョマリアMARIA」からカトリエル&パコ・アモロソで「DUMBAI」お送りしました。
カトリエルはギタリストとしても素晴らしくライブでは彼のソロにも注目したいです。
ユニットは2018年に結成後、お互いソロ活動も経て、2022年から再びデュオ活動を開始しました。ふたりの再会からの躍動がすごいと思います。
私もこの秋はコロナ禍以来会えなくなっていた方との再会をたくさん果たすことができました。以前と状況はお互いガラッと変わっているのに、お会いすることで、やっとここに戻って来られたなという感覚になり、とても充実した秋でした。
みなさんの中にもコロナ禍以来再会したい人がいる方いらっしゃると思いますが、焦る必要もなく、時が来れば果たされることかなと思いますので、それまでゆったり過ごしてみてくださいね。