樹奈のMusic Library
樹奈のMusic Library FM高知
馴染み深い童謡や子守唄ってありますか?どこで習ったのか覚えてないけれど知っていたり、なんとなく歌ってみたら完璧に歌えちゃったなんてこともありますよね。
私は保育園でのライブを何度か
経験させて頂いているので少し勉強していますが、日本語のものしか知らないんですね。
今日は南米、キューバの有名な子守唄をお送りします。
チリを代表する女性シンガーのフランセスカ・アンカローラの唄と、現代のアルゼンチンで最重要アーティストといわれるカルロス・アギーレのピアノのデュオで、南米版子守唄を集めたアルバムをリリースしているんです。
ジャジーでコンテンポラリーにアレンジされていて大人も優しい気持ちで楽しめる作品です。
8/26はフランセスカ・アンカローラ、カルロス・アギーレ「Drume Negrita」お送りしました。
フランセスカの歌は、とても表情があって寄り添ってくれるような優しい歌ですね。
このアルバムは、ウルグアイ~アルゼンチン~チリ~キューバ~ベネヅェラと南米各国の歌が11曲収録されていますが、これはチリのユニセフの後援のもと、2008年の児童週間のイベントの一環として、新しい世代の子どもたちのために作られた作品だそうです。
歌い継がれている子守唄を、現代のアーティストが今の生きたメッセージを込めて子供たちに届けるというのは素晴らしいですね。
私もアーティストの一人として、新しい世代に何か届けられるような活動をしていきたいなと思える作品でした。
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か?よさこい祭りは台風の影響で天気が荒れましたが無事終わって良かったですね。
私もちょうど先週高知へ帰っておりました。高校の頃の友人達と会うのが今回の帰省の最大の目的だったのですが、コロナもあったせいで、仲良しグループ皆んなが揃ったのは4、5年ぶりという久々の再会でした。
みんなそれぞれ住む場所も生活も違いますが、会えば一瞬で学生の頃に戻りますね。
素の自分になれる場所なのだとおもいます。県外に住んでいると自分をリセットしてくれるのはやっぱり故郷だなと感じます。
特に私にとって幼い頃によく遊んだ仁淀川は記憶を辿れる場所であり、疲れた心を癒してくれます。
8/19はそんな仁淀川を歌った私の曲「ミナモノキヲク」お送りしました。
今回の帰省中は台風の接近で川も海も荒れ模様でしたのでなかなか近づけませんでしたが、この歌でも歌っていますが、激しく荒れる自然の姿も、どこか自分を叱ってくれているようで、いつでも待っていてくれる故郷の優しさを感じずにはいられませんでした。やはり地元はリラックスできますね。しっかり自分を見つめ直す時間となったお盆休みでした。
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8/12はおすすめミュージカル映画、2021年の「シラノ」をピックアップしてみました。
物語の主人公は剣の達人であり、詩を書く才能に恵まれたシラノという男性。彼がある日、目の前に現れた文才のない恋敵に代わって、心に秘めている愛する人にラブレターを代筆するという切ない三角関係ラブストーリーです。
こういうストーリーって本当典型ですが、実はこの映画、元々は1897年、パリ初演を皮切りに、世界中で映画化されている「シラノ・ド・ベルジュラック」という戯曲なのです。
なので、三角関係ラブストーリーの原型ともいえるかもしれません。
しかもシラノ・ド・ベルジュラックという人は実在した人物だそうです。深みもありますよね。
音楽はアメリカを代表するロック・バンド、ザ・ナショナルのブライス・デスナーとアーロン・デスナーの兄弟が担当しています。
非常に繊細なものが多く詩を朗読するような感じで鑑賞できるので、ミュージカルが苦手な方でも、自然に流れるように観れる作品です。
「シラノ」サウンドトラックから「Someone to say」は
シラノの愛する女性ロクサーヌを演じたヘイリー・ベネットが歌います。こんなに歌がお上手な方なんだとこの映画で知ることができ嬉しかったです。
言葉は、その人の本質を現す一つのものと思いますね。面白い人だなとか、優しい人だなと思うのは、やっぱり言葉が伝えてくれるんじゃないかと感じます。
私も歌を書く一人として、言葉の選択は難しいですし、深いなと思います。
同じような意味の言葉でも、ちょっとしたニュアンスの違いで全体のカラーを変えてしまったりします。
この映画を見て、私も生きた言葉、魂のこもった詩を書いて想いを伝えていきたいなと感じました。
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最近は春の草花が目立ち始め、
気分も爽やかな音楽を求めてしまいます。
そんな時に音楽映画の中から1曲が思い浮びました。
3/16の放送はその曲をご紹介しました。
イギリス・スコットランド出身のチュアート・マードックがリリースしたアルバムの中のものです。
彼はベル・アンド・セバスチャンスという人気バンドのフロントマンなのですが、
2009年に自らのアルバムと同時にそれを基にした映画脚本も書き、監督もしたというマルチな能力を発揮しました。
スコットランド発の青春映画、2014年の『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』です。
拒食症で入院している主人公が、ポップバンドを組み、友人たちと一歩ずつ前へ歩んでいくというストーリーなのですが、
描写がキュートで主人公の服が70年代風でおしゃれ、歌がすごく爽やかで見ていて気持ちのいい作品です。
劇中のほとんどの歌を歌っている主演のエミリー・ブラウニングが魅力的でした。
サウンドトラックからエミリー・ブラウニングで「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」をお送りしました。
ソングライティングから脚本監督まで務めたスチュアート・マードックが率いるバンド、ベルアンドセバスチャンは、1996年に結成、ネオアコ/ギターポップといわれるジャンルで、世界中で安定の人気があり現在も活動中です。
映画全体が彼らの世界観そのもの、カラフルでどこかノスタルジーなんです。
青春時代をふりかえる大人世代も、今まさに青春を謳歌している若い世代も共感できるような素敵な作品でした。
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今年も桜の季節が近づいてきました。
近所の公園の河津桜は先月末ごろから見頃を迎えていて、春を届けてくれています。
まだまだ寒い日もありますが、春になると上着を一枚脱ぐように、心も身軽になって出発したい季節だと思います。
今の時期、街並みには花粉対策でマスク姿の方が増えていますが屋内ではしていない方も多くなりました。
やっぱり口元が見えている方が笑顔も素敵に見えますし、
女性でしたらルージュをこの春、新色にして気持ちを盛り上げていこうって方もいると思います。
女性にとって、メイクというのは心を明るくするツールの一つだと思います。
3/9の放送は、メイクで悲しい気持ちを隠しつつ、でも前を向いて頑張りたいという主人公の少し切ない気持ちをかいた私の曲「きらめきルージュ」をお送りしました。
前向きに頑張っている姿の裏には実は不安や悲しみが隠れていたりすることもあります。
そんな心の弱さがあるからこそ、色んなことに優しくなれる気がしますし
頑張っている姿はとても輝いていると思います。
この春、みなさんが明るくきらめいたスタートができますように願っています。
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今日はアメリカ出身のシンガー・ソングライター、イエバの最新アルバムから。
2019年にPJモートンとの共演による圧巻のパフォーマンスが評価され、
デビュー前にしてグラミー賞を獲得したイエバは、透き通った歌声で大物アーティストからのオファーが絶えず、
例えばマーク・ロンソンのアルバム「ミッド・ナイト・フィーリングス」やエド・シーランのアルバム「No.6 コラボレーションズ・プロジェクト」の中でボーカルとしてフィーチャーされ、世界中で注目が集まっています。
幼いころからゴスペルに慣れ親しみ、故郷でゴスペル合唱隊のアレンジやディレクションを担当するなど才能を発揮してきた彼女は、繊細さとパワフルさを併せ持つ、歌声を聴かせてくれます。
マーク・ロンソンをプロデューサーに迎え先月発売されたアルバム『Dawn』から、Yebbaで「October Sky」お送りしました。
曲の前半は細かいビートに乗って軽やかなフレージングで表現し、後半に向けては声そのものを朗々と響かせて
それまでになかった声質で感情を爆発させる、はっと驚くような声です。
このイエバが歌の道に進むきっかけとなったのは最愛の母の死が大きくあるようで、
情熱の裏にあるどこか寂しげで切なげな歌声は、たくさんのリスナーの心に寄り添える声なんだなという風に感じました。
これからも注目のアーティストでした。
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毎年この時期に行われているがん撲滅のためのチャリティイベントであるリレーフォーライフイン高知、私は初回から毎年ステージに出演させていただきまして、イベントのキーワードとなっているHOPEをテーマに書いた曲があります。
リレーフォーライフin高知では、夕暮れに、メッセージを書いた灯りをたくさん並べて、グラウンドいっぱいにHOPEという文字を書くのですが、それが星座のように見えて、いつも、すごく 幻想的でした。
がんと闘うたくさんの皆さんの想いに触れて書いた曲で
今日は私の曲の「HOPE」をお送りしました。
がん撲滅のためのチャリティイベント、リレーフォーライフin高知は来年で15周年のイベントになるそうです。
去年はこのコロナ禍で中止となりましたが、今年は10月16日(土)に春野総合運動公園 運動広場Dにて、開催される予定です。
残念ながらステージイベントは行われませんが、私も応援しています。
コロナ禍で先がなかなか見えない中ですが、
立ち止まることなく活動を続けている実行委員の皆さんや支援者の皆さんの想い、本当に素晴らしいです。
是非ご都合のあう方は参加してみてください!
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9/25の放送では2011年にオーストラリアのメルボルンで結成された4人からなるフューチャー・ソウル・バンド、ハイエイタス・カイヨーテのナンバー
ハイエイタス・カイヨーテで、「Get Sun」をご紹介しました。
リズムに対する挑戦的なアプローチに加え、エレクトロニックとアコースティックが交じり合う不思議な響きが特徴で、
これまでに2度のグラミー賞ノミネートなど、世界的に確固たる評価を築き上げてきました。
その彼らが、6年ぶりに最新作『Mood Variant』をリリース。今回はその中からお送りしました。
デビューアルバムから持っているオリジナリティの流れをちゃんと発展させて、
サウンド面で新しいアプローチがありました。
ブラジルの伝説的プロデューサーでアレンジャーである、アルトゥール・ヴェロカイをゲストに迎え、
彼のアレンジでホーンとストリングが加えられているのですが、そのレトロな生音っぽさが、今、新しいサウンドに聴こえるんです。
ボーカル&ギターでソングライティングもしているナイ・パームはこのアルバム制作中に乳癌が見つかり治療、そして復帰したという経緯があって、
その時の気持ちや体験がこのアルバムには込められています。
彼女の言葉に「ひとつの願いは、生きて、自分が体験した時間と美を捧げること。」とあって、
命をかけて創造することの大変さ、素晴らしさを、改めて感じ、私もアーティストのひとりとして感銘を受けた、そんな作品でもありました。
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過ごしやすい季節になってきました。
ご自宅のお庭やベランダに出ておつまみをいただきながら一杯、なんてこともしたくなる清々しい日も多くなりました。
9月といえば、月が綺麗な季節でもあるので、9/18の放送では月をテーマに書いた私の曲、静まりかえった夜に降り注ぐ、月の光に想いを寄せて書いた曲
樹奈で「琥珀の月」をお送りしました。
夜中にふと目が覚めてしまうと、いいこと悪いこと、いろんなことを考えてしまってどんどん眠れなくなるってこともあります。
そんな夜に窓から差し込む月の光は、優しくとても神秘的だなと感じます。
大切な人と過ごす瞬間や幸せを、永遠の輝きのように感じる一方で、何かの拍子に失ってしまいそうな焦燥感をこの曲では表現してみました。
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9/11の放送では、2019年のディズニーミュージカル映画「わんわん物語」をピックアップしてみました。
本作は、1955年に製作された同名のアニメーション映画を、実写とCGでリメイクした作品で、本物のわんちゃんが演じているめちゃくちゃ可愛い作品です。
内容はオリジナルアニメ版に沿って、結構忠実に作られていて、音楽もほぼオリジナル曲をリアレンジしたもので、
アニメ版からのファンにとっては大満足の内容です。
サウンドトラックの中から二曲
カーシー・クレモンズで「ララルー」、ジャネール・モネイで「He’s a Tramp」をお送りしました。
この二曲は55年のアニメ版で歌唱をしているペギー・リーが書いた曲なのですが、
ペギーのバージョンは落ち着いたテンポでしっとりと歌いあげ、
まさにディズニークラシックスという感じなんです。
この2019年版もその良さをしっかり再現してくれていて、更にジャネール・モネイの新しい個性も加わって本当にいい感じに仕上がっているなと思いました。
そして、わんちゃんのコーラス隊が最高で微笑ましい^^
おしゃれなナンバーでした。