樹奈のMusic Library

樹奈のMusic Library FM高知

新年最初の曲は元気よくビッグバンドのナンバーを選んでみました。

ビッグバンドはジャンルがジャズということもあり多くはアメリカ発のものですが、ご紹介するのは西部ドイツ放送「WDR」が運営するビッグバンド「WDR Bigband」です。日本でゆうとNHK交響楽団のビッグバンド版ですね。

ヨーロッパは、クラッシックの発祥地でもあることから、自治体や企業が積極的に音楽家の育成や楽団の運営に力を入れているので、どの楽団もとてもレベルが高いんです。

WDR Bigbandは、結成の起源が1947年だそうで、歴史も長く、ジェイコブ・コリアーやエレクトロポップユニットのノウワーなど、海外のアーティストたちと多数共演していて、世界中で活躍しているバンドです。

1/6はスペインのジャズシンガー兼トランペッターのアンドレア・モティスとの2021年リリースのコラボアルバム「colors and shadows 」から一曲

アンドレア・モティスで「I Didn’t Tell Them Why」お送りしました。

アンドレア・モティスは7歳の頃からトランペットを吹き始め、サン・アンドレウ市立音楽学校でジャズを学び、
スペインの少年少女ジャズ楽団、サン・アンドレウ・ジャズバンドに所属して腕を磨きました。現在28歳ですがキャリアは長いアーティストです。

女性らしいしなやかなトランペットとキュートな歌声との二刀流で豪華なビッグバンドにのっているのは、逆に男前ですね。しかもこのナンバーはアンドレアの自作曲、作曲のセンスも光っています。新年明けて、さっそく明るく幸せにさせてくれる演奏でした。

 

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いよいよ2023年もラストスパートに突入ですね。
今年は新型コロナが5類感染症にかわりマスクを外せるようになりました。

良い兆しが見えたとはいえ、戦争という出来事がずっと話題の中心で、身近なところでは物価高に悩まされたり、大変なことの方が先にならんでしまいます。

でも明日は大晦日、どんな夜でも明けない夜はありません。その翌日は新しい年の始まりです。
世界中が前向きになると信じながら年を越したいものですね。

12/30はそんな夜明けをテーマに書いた私の曲「Blue Dawn」お送りしました。

みなさんはこれをやらなきゃ年を越した気にならないみたいなことってありますか?例えば大掃除をしなきゃとか実家の母の手料理を食べなきゃとか、それぞれにあると思いますが、一方で特別なスケジュールを組んで楽しむ人もあるようですね。

去年私は家族と琵琶湖のホテルで過ごしたのですが、結局最後はみんなで年越しそばを食べて紅白を見るといういつも通りのパターンになってちょっと笑えました。

今年は東京で過ごすのですがきっといつも通りです。私にはそれがいいみたいです。

皆さんも温かい年末となりますように、そして良い年をお迎えくださいね。

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今週は冷え込んで冬らしい寒さとなりましたね。

私の家から最寄り駅までの間に、立派な木がはえている公園があるのですが、最近まで風が吹くたび、落ち葉がひらひらと舞っていたのに、先日通りがかった時はもう葉っぱが落ち切って、一面黄色だった落ち葉の絨毯もボランティアさんによってお掃除されていて、すっかり冬の公園らしく明るくなっていました。

花の季節から新緑の季節、緑がしげる夏、紅葉の秋と変化してきた景色を思いかえすと、今年一年の思い出が走馬灯のように流れて、今年もたくさんの方に支えられて、ここまで来たんだなあとしみじみ感じていました。

12/23はそんな感謝の気持ちを込めて書いた私の曲「gift」お送りしました。

年を重ねてくるとより一層感じるのは、私にとって、人とのご縁は人生のスペシャルギフトだなということです。

明日はクリスマスイブです、世界では不安定な状況の場所もあってニュースを見るたびに心が苦しくなりますが、すべての人に愛が届く日でありますようにと祈りたいと思います。みなさんも素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。

 

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クリスマス物語というのはご存知でしょうか。キリストの生誕のお話で、私はミッフィちゃんの作者で知られるブルーナの絵本で知っていました。

とても神秘的なお話なのですが、庶民の目線で語られていて、共感できて、心温まる物語です。

日本でのクリスマスはツリーやプレゼントを囲みながら過ごすイベントとして楽しまれているので、日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、家畜小屋の飼い葉桶に寝かされた赤子のイエス、それを囲む母のマリア、養父のヨセフ、馬や羊、という情景は何となく目にしたことがあるのではないでしょうか。

12/16はこのクリスマス物語を小さな動物たちを主人公にユーモラスに描いた2017年のアニメ映画「ザ・スター はじめてのクリスマス」をピックアップしてみました。

主題歌を歌うのはマライア ・キャリーです。

彼女の2枚目のクリスマス・アルバム『Merry Christmas II You』の楽曲も手がけた作曲家マーク・シャイマン(Marc Shaiman)とともに、映画を見ながら二人で書き下ろしたナンバーだそうです。

マライアの心地よく響く中低音で歌い上げるバラード

マライア キャリーで「the star」お送りしました。

映画の作中でながれる音楽もおすすめです。伝統的なクリスマス・キャロルや讃美歌、今やスタンダードとなっているポップスのクリスマスソングを、ゴスペル界の大物、カーク・フランクリンやヨランダ・アダムスをはじめ、フィフス・ハーモニー、アカペラグループのペンタトニックスなどがポップにアレンジして最高にいいカバーを聴かせてくれます。

是非曲を聴くだけでもクリスマス盛り上がると思うので、映画と一緒に楽しんでみてください。

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クリスマスシーズン到来でお世話になった方や大切な人へのプレゼントを用意している方も多いと思います。

私は今年、ピアノ教室の子供の生徒さんに握ると模様が変わる鉛筆を用意してみました。

これは温度の変化で模様が変わるんですが、同じようなものにマグカップ、スプーンお風呂グッズ、いろいろありますよね。

こういうのをサーマルカラーの商品というそうです。特定温度で変色する化合物を基材にして塗料化したサーマルインクというものを使っていて、インクの成分同士が熱エネルギーによって化学反応を起こして色を発するそうです。

原理を知るとほほーうと賢くなった気がする反面、やっぱ何も知らず、説明できないからこそ不思議でロマンチックに感じるということもありますよね。

そういったところから言うと、心の変化も説明のつかない色の変化をするよなぁと思います。

12/9は失恋した心の色を、フラスコの中の化学変化する色にたとえて書いた私の曲「リケジョシツレンレポート」をお送りしました。

このタイトルにあるリケジョ、理系女子のことなんですが、私も実は大学で物理化学の勉強をしていたリケジョの端くれでした。

リケジョといえばどんなイメージでしょう。何でも式に表したくなるとか、答えがでないと気持ち悪いと思ってしまうとか、これらは私の勝手なイメージですが、この歌の主人公のように答えを出したいけどどうにもならない気持ちがあるのが人間ですよね。

心の色の変化を美しいブルーと言える主人公のことが、私はこの歌をライブで歌うたびに好きになりました。

色んな経験が化学反応を起こして新しい何かになっていくんだと思うと、嬉しいことも悲しいことも経験することは素敵だなと感じました。

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12/2は先々週ご紹介した映画「Remember Me」の主題歌を歌ったナタリア・ラフォルカデの一番最近の歌声にSpotlightを当ててみたいと思います。

彼女は2002年リリースの1stアルバムで、ラテングラミー賞にノミネートされ、2005年のセカンドアルバムでラテングラミー賞を受賞しました。

続いてサードアルバムではグラミー賞ノミネートと言う素晴らしい経歴の持ち主で、本国メキシコ含むラテンアメリカ諸国ではポップ・アイコンとして活躍している歌姫です。近年は中南米の伝統音楽、彼女のルーツミュージックですね、それに焦点を当てたクオリティの高い作品を連続で発表していて、メキシコの古き良き作品を新鮮に蘇らせて届けてくれました。

そしてついに、昨年、このルーツミュージック探求の長い旅から戻り、ほぼ自作の曲でまとめられたアルバムをリリースしました。

この中からタイトル曲ナタリア・ラフォルカデで「De todas las flores」お送りしました。

映画「リメンバーミー」の主題歌を歌うポップで可憐な声の持ち主、ナタリア・ラフォルカデという風に知っている方が多いとおもうのですが、このナンバーは伝統音楽の歌唱をとてもリスペクトしているように聞こえてきました。

哀愁があるのにどこか懐かしい温かさがあって、メキシコの空気を感じました。

是非彼女のルーツミュージックの作品も聴いてみてください。その中の『Un Canto por México, Vol. II』にはリメンバーミーの、再演も収録されていて違った味を楽しめます。作品を発表するたびに、色を変え進化していく姿、とてもかっこいいアーティストだなと感じました。

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最近、家の用事やルーティンの仕事、リハーサルなどで、ばたばたと過ごしていたからか、なんだか無意識に息苦しくなっていたようで、こりやいかんと思って、無理やり何もしないボーっとする時間を作ってみました。

そうしていると、今話題の本が無性に読みたくなりまして、2021年の本屋大賞に選ばれた「52ヘルツのクジラたち」を読んでみたのですが、久々に心を揺さぶられて、最高の癒しになりました。日々スケジュールをこなしていくのも大切ですが、倒れてしまう前にどこかでスピードを緩めて、自分自身の心の速さで進める時間を作ることも大切ですね。疲れて自分をなくしそうになったら、いったん休んで冷たい水でも飲んだら、また新たな光をみつけて、歩みを進めていけるのかなと思います。

11/25は、そんなメッセージを込めて書いた私の曲「光へ」お送りしました。

この曲はシンプルなコード進行で書いたので、アレンジは色んなアプローチの可能性があって、コーラスとホーンを対位法で書いてみたり、同じコード進行のループからじわじわと空間が広がっていく感じを表現してみた曲です。

疲れたとき今回私は読書が癒しの時間となったわけですが、みなさんも日常生活にくたびれた時は迷わず一休みして、回復してらそこにとどまらす、また一歩を踏み出してほしいなと思います。

 

 

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11/18は2017年のアニメーション映画で、第90回アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞に輝いた「リメンバーミー」をピックアップしてみました。

メキシコの伝統文化である“死者の日”をモチーフに、美しいメロディにのせて、夢に情熱を持って生きることの大切さと家族の絆を描いた作品です。

ストーリーの素晴らしさはもちろんなのですが、音楽が重要な役割を果たしています。

劇中で何度も歌われる主題歌の「リメンバーミー」は、父親が娘に向けて、離れていてもいつも君を想っているよ、この歌を聴いて思い出して、というメッセージがこもっています。作詞・作曲を、「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー」を手がけたクリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペスが担当。

今回お送りするのはアメリカのR&Bシンガー、ミゲルとメキシコを代表するシンガーソングライターのナタリア・ラフォルカデのデュエットバージョンです。

ミゲルの英語の歌詞とナタリアのスペイン語の歌詞が溶け合って曲の表情を鮮やかにしています。

ミゲル、ナタリア・ラフォルカデ「リメンバーミー」お送りしました。

もちろん曲だけでも最高なのですが、映画を是非観ていただきたいです。

映像も素晴らしく歌に込められた愛する家族への想いが心に響いて、あー今年の年末も家族に会いに行きたいなぁと感じました。

大切に想っていること、想われていることは家族という近い間柄ほど当たり前すぎて忘れてしまいそうになるのかもしれませんね。

大切な気持ちを思い出させてくれた気がします。私には95歳になる祖母がいますが、今もずっと一番に可愛いがってもらっているなと感じています。

愛情は見えないものだからこそ、ふと思い出して忘れないようにしたいですね。

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突然ですが、みなさん移動のときは主に電車ですか?車ですか?それとも徒歩?高知のみなさんは車の方が多いでしょうかね。

都内に住んでいると電車が便利なのですが、私は3年ほど前に車を買ってから、断然車が好きになりました。なぜかというと、天気に左右されず出かけられるし、ドアトゥドア移動できるからです。後はひとりになれる場所でもありますよね。

最近、夜遅くまでのリハーサルが何本も入っていたこともあり、車で夜道を静かに走って帰る時間は私にとって癒しでした。

夜のドライブは例えば星を見に行ったり、海までいってひとり泣き明かしたり、色んなドラマがありそうですが、11/11は夢を車に乗せて、1人夜道を行き、朝日を見に行こうという、これから夢を叶えたいと思っている若い世代の人たちへのメッセージを込めて書いた私の歌「未来ドライブ」お送りしました。

社会人になったら一体どんなことをやっていこうか、と悩む方も多いと思いますが、私も最初は音楽家になりたいという漠然とした夢だけだったんです。

そんな夜道の中にいたとしても、夢を持って、アクセルを踏み混んで朝日を見に行って欲しいなと思います。

 

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11/4は世界屈指のオルガン奏者、コリー・ヘンリーの最新のライブアルバムをご紹介。

ニューヨーク州ブルックリンで育ったコリー・ヘンリーは、なんと6歳でアポロシアターのステージに立ちました。この幼い時から彼のキャリアはスタートしたのです。そしてコンテンポラリー・ゴスペルのシーンをはじめ、ジャズ、R&B、ヒップホップなど、ジャンルを超えて起用されてきました。

それだけでなくオルガニストとして、ジャズやゴスペルのこれまでの解釈をアップデートし続け、最高な演奏を披露しています。

これまでにオルガンのソロアルバムに加え、バンド編成でファンキーな歌を聴かせてくれたり、ヴォーカリスト、シンガーソングライターとしての才能も見せてくれましたが、今回ご紹介するアルバムはピアノ一本で弾き語りというスタイルということで注目です。
コリー・ヘンリー「swich」お送りしました。

この曲のオリジナルは2020年のアルバム「something to say」に収録されていますが、全然別物になっていて驚きです。

ゴスペルを彷彿させるダイナミックなピアノのタッチや、ファンクの強烈なグルーブ、コードが次々に展開するソロなんかもめちゃくちゃかっこいいですね。

オルガンとピアノは、奏法がまるで違うので、両方弾きこなすのは実は難しいんです。

コリーの弾くピアノは、ルーツがゴスペルであったり、オルガンプレイヤーであるからなのか、力強く、歯切れよいプレーで、新鮮に感じました。そこに生歌がのって、どっぷりニューヨークの雰囲気に浸っているような、すごいグルービーな作品でした。