樹奈のMusic Library
樹奈のMusic Library FM高知
今回はナイジェリア出身の奇才ギタリスト、キザイア・ジョーンズをご紹介いたしました。
ブルースとファンクを融合させた”ブルー・ファンク”なるサウンドを確立させたアーティスト。
曲を聴くだけで彼の姿が見えてきそうなほど輪郭のはっきりしたオリジナルサウンドです。
キザイア・ジョーンズで「Million Miles From Home」
お送りしました。
弦をたたくように弾く奏法をスラップ奏法というのですが、
ギターをメロディ楽器というよりリズム楽器として捉えているような、パーカッシブなプレーです。
独特で強力なグルーブが生まれていて、このまま別次元にトリップしていきそうな情熱を感じます。
アフリカのリズム、アフロ・ファンクが彼の身体の中で脈打っているのがびしびし伝わるナンバーでした。
<ラジオ番組>
FM高知 81.6MHz
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今回はお気に入りアニメ映画、2017年の「SING」をピックアップしました。
動物たちが暮らす世界で、世界最高の歌唱コンテストを開催する様子をメインに描かれたストーリーです。
なのでヒット曲がニューアレンジでたくさん聴けるのと、
それを歌う声優陣がスター揃いというところが面白いと思った作品です。
本当は歌いたい…のに勇気が出ないゾウの女の子が歌うナンバー、
一旦自分を解き放ってしまえば、音楽は恐れに勝るのだ、と気づく場面での爽快な一曲
トリー・ケリーで『Don’t you worry bout a thing』
お送りしました。
この曲は、スティービ-・ワンダーの73年のアルバム『インナーヴィジョンズ』からのカバーです。
半音で下がってくる印象的なメロディなど曲のレベルが違うのはもちろんのことですが、
歌うトリー・ケリーも素晴らしいですね。
彼女は2012年にアメリカでブレイクし、第58回グラミー賞最優秀新人賞にノミネートされたシンガーソングライターで、
今回は劇中歌だけに、
歌の演技力をみせてもらった気がしました。
日本語吹き替え版ではMISIAが歌っています、こちらも是非チェックしてみてくださいね♪
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今回はソランジュの2016年のアルバム『A Seat At The Table』をピックアップ。
この作品はエンターテイメントというより、
音楽とメッセージが一体となったアートだと思います。
発売時にソランジュは、この「アルバム」を「アイデンティティ、女性の社会的地位の向上、自立、悲しみと癒しのためのプロジェクト」と言ったそうです。
姉であるビヨンセの影で静かに自身を磨き続けてきた彼女の魂のあるメッセージ、
ソランジュで「Cranes In the Sky」
お送りしました。
ビヨンセと顔はよく似ているんですけれど、
アーティストとしてはもう別で、妹感はどこにもないです。
音数の少ないトラックの中で聴かせる感情の抑揚は絶妙だと思います。
流行に流されない音作りが、
ソランジュのソングライティングの才能をいっそう引き立てていますね。
この曲は、いろんな手段を使って重苦しい雲から脱却しようとしてもがいている様子が描かれていて、
一見プライベートな部分を歌っているようで、社会的要素も強い作品でもあります。
じわじわと心に波紋が広がっていくような作品、オススメです。
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今回は私の曲をお送りしました。
行き詰まってしまった現実、
このゲームのリセットボタンひとつで戻せたら・・
そう願いながらも再出発の道を探していく二人のお話です。
樹奈で「Restart」
お送りしました。
時間を戻してやり直したいほどのとんでもない失敗をしても、
つまづいたそこの道から立ち上がって、新たな道を探してみんなもがいていると思うんです。
私も、日々の演奏活動、曲作りなど、しょっちゅうリスタートしています。
今うまくいってないなーという方や、漠然と何か始めたいという方にとって、
踏み出す勇気が出る曲であれたら嬉しいです。
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先週は、60年代の旧チェコスロバキアが舞台になった2001年製作のミュージカル映画「プラハ!」をピックアップしました。
よく知られているペトゥラ・クラークの「恋のダウンタウン」やナンシー・シナトラの「シュガー・タウンは恋の町」などがチェコ語で聴けるというのがひとつの見所です。
軽快に楽しむシーンが大部分なのですが、
物語の背景には、チェコスロバキアで68年の春から夏にかけてとられた自由化政策”プラハの春”を楽しむ人々と、
その終焉までが描かれていて、
再び始まるであろう長く厳しい日々を映しながらエンディングで流れる歌に心打たれた作品でした。
エンディング曲の「花はどこへ行った」
をお送りしました。
この曲は62年にピーター・ポール&マリーによってヒットしたのが有名な反戦歌です。
作詞作曲はアメリカのフォーク歌手であるピート・シーガー。
何気ない日々の幸せがどうしようもない社会情勢に引き裂かれ、
戦争に巻き込まれていくのは本当に辛く悲しいことだと感じます。
「いつになったら人は気付くのだろう」という歌詞は
今の不安定な世界情勢を見ていると一段と響いてきました。
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今回はアメリカのジャズシンガー、リズ・ライトをご紹介しました。
ゴスペルをベースとしたスピリチュアルにあふれた力強い歌声は、
穏やかで深く、心の底からじわじわと感動を呼び起こすような感覚にさせてくれます。
2017年のアルバム「Grace」から。
リズ・ライトで「Seems I’m Never Tired Lovin’ You」
お送りしました。
「川の流れが止まっても雲で空が覆われて太陽の光が降り注がなくなっても、
あなたを愛することに飽きたりはしない」と、
ゴスペルフレーバーたっぷりに歌います。
アルバムはレイ・チャールズ、ボブ・ディランなど往年のアーティストのカバーがほとんどで、
音作りはとてもオーガニックな雰囲気です。
そしてリズの持つ大海原のような歌声は、地球に住むものたちの魂やその息吹を聞いているようで神秘的な世界です。
西洋の賛美歌とアフリカ系移民のブルースが絶妙に融合しているようにも感じます。
この曲はピアノ弾き語りのジャズシンガー、ニーナ・シモンのナンバー。母の優しさや柔らかさを持っているニーナの曲からの選曲も最高だと思う一曲でした。
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今回はフランスから来た新世代女性ジャズ・ボーカリストのカミーユ・ベルトーをご紹介しました。
ユーチューブにコルトレーンの「ジャイアント・ステップス」のボーカルバージョンをアップしたことで話題を呼び、ついにメジャー進出。
先月発売されたアルバム「Pas De Geant」から、同じくフランスの大作曲家ラヴェルの「クープランの墓」のメロディがフィーチャーされた一曲
カミーユ・ベルトーで「Arbre raveologique」
お送りしました。
クラッシックの作曲家を取り上げているだけでも興味深く、
それでもってジャンルを超えて最も新しいものに作り上げているのですごいですね。
高速のボーカルテクニックの正確さ、
バックのアレンジが美しくてリズムもぱきっとしていてかっこいいです。
カミーユはジャズ、クラッシックからブラジリアン、ポピュラーまでボーカルカバーできるアーティスト。
このアルバムでは、コルトレーン、ウェイン・ショーター、ビル・エバンスといったジャズの巨匠の曲から、
バッハにもオリジナルの歌詞を載せて歌っているのです。
そしてフランスのアーティストとしてのリスペクトが感じられる、
映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランもカバーしていて、
音楽センスが幅広いです。
音楽学校ではピアノ専攻で、演劇にも触れていたそうで、
今世界中から新世代ジャズのすごいアーティストが出てきているのを改めて感じました!
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今回は1986年のアメリカ・フランス合作の音楽映画『ラウンド・ミッドナイト』をピックアップしてみました。
ジャズ・サックス奏者のデクスター・ゴードンが主演で、
ハービー・ハンコックが音楽を担当しアカデミー作曲賞を受賞した作品です。
ハービーが登場して、
これまたピアノが最高だったり、
しれっとショーターやロン・カーターが素で演奏していたりして、
贅沢に楽しめます。
お送りしたのはタイトルナンバー、歌詞はありませんがボーカリスト、ボビー・マクファーリンが繊細に表現した
「ラウンド・ミッドナイト」
でした。
歌うボビー・マクファーリンの声は、最初楽器かと思うほどの正確さと繊細さがあります。
彼はアカペラでの多重録音アルバムを作るなど常に挑戦的な音楽を世に出していて10度のグラミー賞を受賞している天才ボーカリストです。
声の魔術師と、音の魔術師であるハービーとの名演でした。
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今回はアメリカの弱冠24歳の天才マルチプレーヤー、コンポーザーのレイチェル・フラワーズをご紹介しました。
生まれて間もなく視力を失った彼女、
幼少の頃から始めたピアノとフルートは数々のコンペで受賞するほどの腕、
独学で習得したというギターやベースも素晴らしく、パーカッションまでこなすという天才っぷりです。
ジャズ、クラシック、ソウル、R&B、そしてプログレといったジャンルを融合させた楽曲は本当にエモーショナル!
Rachel Flowersで「Greg’s Favorite」
お送りしました。
アルバム「Listen」、音ひとつひとつの色、角度、形、ずべてが彼女には鮮明に見えているんだと感じます。
音楽の神様に愛された人というか、神がかるものを感じたアーティストです。
これからもとっても楽しみです。
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今回は、土曜日の午後、自転車で河川敷を走っている景色から始まる私の曲を聴いていただきました。
新しい季節の風に背中を押されて新しい自分に会いに行く、爽やかな一曲
樹奈で「カゴに入れた明日」
でした。
この曲のアレンジではソロやプロオケで活躍中の素晴らしいフルーティスト若狭知恵さんに演奏していただきました😊
華やかな音色を聴かせてくれました✨
ピアノ弾き語りのシンプルなスタイルと比べて、
楽器が入ればそれだけ華やかになるのですが、
アレンジが加われば加わるほど、歌の世界観やメロディなど、
しっかりとした骨格と枠組みの必要性をひしひしと感じます。
アレンジしてコラボすることで、また原点に立ち返ることができた一曲でもありました。
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