樹奈のMusic Library

樹奈のMusic Library FM高知

アップが遅くなりました。
今回はブラジルのブラスバンド、オルケストラ・ジ・ソプロス・プロ・アルチをご紹介しました。
89年に腕利きの若手ミュージシャンが集まって結成されたバンドで、
彼らの結成25周年にリリースされたアルバムはジルベルト・ジル、ジョアン・ボスコ、ジスモンチなどのMPBの名曲を取り上げていて、
ブラジルのリズムと管楽器の豊かな響きが面白いアレンジに仕上がっております。
ミルトン・ナシメントとネルソン・アンジェロの78年名曲から
オルケストラ・ジ・ソプロス・プロ・アルチで「Testamento」
お送りしました。
アルバムには総勢70名ほどのオルケストラのメンバーの名前がクレジットされていますが、
70年代MPBへのリスペクトを感じるアレンジの中に、
しっかり若手ミュージシャンたちのピュアな感性が溶け込んでいます。
素晴らしいところですね!
ブラジル音楽の豊かさを感じずには入られませんでした。

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今日はリクエストからお送りしました。

3月25日は、西城秀樹さんがデビューした日ということで、リクエストいただいた曲は、
デビュー30周年に発売した、ファンの投票によるベスト盤から。
こちらは全てセルフカヴァーされていて、
「恋する季節」の大人の歌唱が堪能できます。
私のプロデューサーの東京のファーザーが、若かりし時、
最初にアシスタントしたアーティストが秀樹さんだったそうで、
今回選曲させていただいたときに喜んでおりました。
そして、放送で、ゴールデンウィークのライブ告知をさせていただいたのですが、
出演時間が変更となりました!
5/3,4,5
春花まつり
場所は高知市中央公園
時間は
3日14時半〜
4日13:40〜
5日13時半〜
となります。
訂正してお詫び申し上げます。

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今回は新録の私の曲を聴いていただきました。

夢を持って頑張る人が乗り合う銀河鉄道を思い浮かべて作った曲、

樹奈で「夢列車」

でした。

今回はバンドサウンドでアレンジしてみました。

CDは4/13のライブにて発売したいと思っております^^

 

歌詞にある流星ファンタジー号というのがあります。

これを作った当時ちょうど「ファンタジー」という曲を練習していて、

この歌からインスパイアされました。

 

是非ライブの時にCD、手にとっていただけると嬉しいです。

 

 

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今回はジャクソン・シスターズのナンバーをお送りしました。

名前を聞いて、ジャネット・ジャクソンやラトーヤが歌っているグループ?と思う方もいるかもしれませんが、

あのジャクソン5とは実は関係がないんです。

とはいえ、コンポーザーであり敏腕プロデューサーのジョニー・ブリストルが仕掛け人としてできた、本物の姉妹グループ。

76年にデビューしましたがあまりヒットせずにアルバム一枚を残しただけでした。

でもきっとメロディを聴けば、ピンとくるはずの曲!

ジャクソン・シスターズで、「ミラクルズ」

お送りしました。

80年代後半に、クラブDJたちは同時代のレコードのプレイだけでは飽き足らなくなり、

新たな「ネタ」を求め過去の音楽を探し始め、

アメリカのヒップホップアーティストはサンプリングのために過去のレコードからお宝を発掘しようとした、というレア・グルーヴ・ムーブメントが起こって、

この曲がついに発掘され、大ヒットしたんですね。

これを歌うグループの豆知識もレア知識かもです。

しっかり記憶に残しておきたいですね。

 

ところで、3月25日は西城秀樹さんのデビューの日だったんですね。

リスナーさんから教えていただきました。ありがとうございます。

私のプロデューサー東京ファーザーが、秀樹さん伝説を教えてくれたりするので、

話をきくたびそのすごさには圧倒されます。

 

今週末、ラジオ収録です。

また来月も是非聴いてください^^

 

 

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3/9の放送では私のお気に入りミュージカル映画2016年の『ラ・ラ・ランド』をピックアップしました。
記憶に新しい方も多いと思いますが、この映画、過去の傑作ミュージカル映画へのオマージュがシーン・曲共にたくさんあって、非常にオリジナリティが高く、ミュージカルオタクにはたまらない作品でした。
例えば「雨に唄えば」や「バンド・ワゴン」などのMGMミュージカル。そしてフランスミュージカルも。
映画ラ・ラ・ランドサウンドトラックから、「another day of sun」
お届けしました。
音楽を手がけたジャスティン・ハーウィッツは最初に挙げたミュージカル映画に影響を受けたと言っています。
この曲は、渋滞の高速道路でキャストたちが車から飛び出し踊る、冒頭のシーン。
これはジーン・ケリー、ジョージ・チャキリス、カトリーヌ・ドヌーヴなど豪華キャストが共演したフランスのミュージカル映画「ロシュフォールの恋人たち」の冒頭のシーンへのオマージュなんですね。
リスペクトが感じられて、いきなり感動の涙が溢れて、最後まで泣き通しの作品!

さて、4/13(土)は

東京、四谷天窓comfortにてライブです!

関東圏の方は是非チェックしてみてください。

 

連休は高知にてイベントライブが決まっています!

近々告知いたします、高知の皆様、お楽しみに!

 

 

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何気なく聴いて親しんでいたメロディが実はクラッシックの曲だったことってありませんか?
クラッシック曲はより身近に楽しめるようにアレンジされたものがたくさんありますが、
そんなアレンジでも、かなり高度で、曲自体が生まれ変わっていると感じた一曲、
オリビア・トラマーfeat.Jean-Lou Trebouxで、「scarlattacca」
お送りしました。
バロック音楽をテーマにチョイスするセンスもさすがですし、
ちゃんと曲へのリスペクトがあった上で完全にオリビア・トラマーの世界になっているところが素晴らしいです。
ビブラフォンとの相性も最高で、
おそらく即興なんだろうけど作り込んだ風に聴けるところもいいなぁ感じました。

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音楽家として頑張っておりますが、元理系女子の私。昔、実験していた時のことをふと思い出して、できた曲私の曲
「リケジョシツレンレポート」
聴いていただきました。
この間、10年ぶりくらいに同級生から連絡がありました。
教育実習で私と同じ物理専攻の友人で、ある理系のイベントで私を知る方に出会ったというのです。
その方は私が去年リケジョライブというリケジョシンガーが集うイベントでご一緒させていただいた、イベントの企画者でもあるリケジョシンガー南友里さんだったんです。
これまで無色だったリケジョとして私の世界が音楽を通して色づいた瞬間で、とても嬉しいできごとでした。
これからもいろんな化学変化の起こる人生でありたいものだなと思います😊✨
⚗⚗⚗

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今月から公開されています「メリーポピンズリターンズ」もうご覧になりましたか?

1964年に公開された前作『メリー・ポピンズ』から20年後という設定で、

主演がジュリー・アンドリュースからエミリー・ブラントへ。

もちろん今作が初めてのメリーポピンズ、という方でも楽しめますが、

前作の大ファンだった私からすると、

本当にメリーポピンズが帰ってきたんだって思わせてくれるミュージカルシーンが盛りだくさん、

一新された音楽の中にも前作のメロディも溶け込んでいて、

涙無しには見ることができませんでした。

メリーポピンズの想像の世界の中で踊るシーンから、

「a cover is not the book」

お送りしました。

音楽はミュージカル「ヘアスプレー」のマーク・シャイマンとスコット・ウィットマンのコンビで、

子どもたちへのメッセージが素直に書かれた名曲揃いです。

なんといっても前作で煙突掃除のバートと銀行の会長役をしたディック・バン・ダイク、が今回も引退した銀行会長役で登場、撮影当時おんとし92歳。

なのに若く見えることからまたもや老けメイクをしたそうです。

ステップまでみせてくれて、映画を見終わった今でもたくさんの感動が蘇る名作です。

まだ見ていない方は是非見てみてくださいね。

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2月9日放送は、ジャズ大国であるオランダが生んだジャズシンガー、

アン・バートンの一曲をお送りしました。

ピックアップしたのは71年のアルバムで、

ビートルズやカーペンターズの、当時としてはとてもコンテンポラリーな選曲で作られているのですが、

極上のジャズになっていて素晴らしい作品です。

アン・バートンで「A Boy Named Charlie Brown」

お送りしました。

アルバムデビューは30代の半ばで遅咲きですが

下積みのキャリアは十分にあった彼女の歌声は深く重みがあります。

この曲は1969年のアメリカのスヌーピーのアニメ映画の主題歌だったんですが、

アンが歌うと、チャーリーブラウンや仲間達が楽しく遊んでいる様子を見守る、

母親の優しさを感じますね。

もう一つ注目したいのが、

このアルバムのアレンジ、指揮をしたのがジャズギタリストのウィム・オーヴァーガウという方なのですが、

今オランダの最高峰のジャズギタリストの一人といわれている、ジャシ・ヴァン・ルーラーの師匠なんです。

とても職人肌の演奏で、独特の味がありますね。

知る人ぞ知るシンガーとギタリストが作った興味深い 作品でした。

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2月2日放送は、先月亡くなった、フランスの大作曲家、ミシェル・ルグランへ追悼を込めて、お送りしました。

1950年代からジャズ、映画音楽の分野で活躍し、ピアニストとしても、作曲家としてもたくさんの作品を残しました。

ジャック・ドゥミ監督と共に手掛けた『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』は、私の映画音楽好きのスタートラインに立たせてくれた曲たちで、

華やかなオーケストラアレンジと、どこか切ないメロディで夢の世界に連れて行ってくれました。

特に、転調を繰り返してドラマティックな展開を聴かせてくれる曲想が、

ルグランの真骨頂と感じているのですが、

その魅力が詰まったこの一曲

映画『ロシュフォールの恋人たち』よりミシェル・ルグランで「キャラバンの到着」

お送りしました。

音楽に常に前向きな姿勢で生涯現役、

本当に音楽家としてかっこいいと思います。

これからもずっと世界中で愛され続ける音楽であり、

私の尊敬する大作曲家です。