樹奈のMusic Library

樹奈のMusic Library FM高知

今回はジャズ・シンガーのサラ・ガザレクをご紹介しました。

高校でジャズを学び、1stアルバム『ユアーズ』はいきなり大ヒット。

温かい歌声と、素晴らしい表現力の持ち主です。

サラの全オリジナル・アルバムにピアニストとして参加しているジョシュ・ネルソンとのデュオアルバムから、

彼女が長い間歌い続けているビートルズとジャズのスタンダードを繋いだナンバー、

サラ・ガザレクで「Blackbird/Bye Bye Blackbird」

お送りしました。

二曲繋がっているうちの一つBlackbirdは自分らしくありたいという想いを探し求めるために飛びたつことを唄っていて、

一方の「Bye Bye Blackbird」は、自分が必要とするものがここでは見つからないからここからばいばいするねという内容で、

どちらも今の状況から離脱しようとしている共通点があるから

この二曲を合わせて歌っているんだそうなんです。

歌に込められた美しい世界観を大事に伝えてくれているのがわかりますね。

もちろん高いテクニックがあってのことですが、

それを感じさせないナチュラルな歌がサラの魅力だと感じました。

 

 

樹奈のMusic Library FM高知

その昔私は母校に教育実習に行ったことがあります。
音楽の先生としてと言いたいところですが、実は理科の先生として力学方程式を教えました。
そんな元リケジョが作ったリケジョの恋の歌
樹奈で「リケジョシツレンレポート」
お送りしました。
ガラスのフラスコが光るイメージでやってみたアレンジの音作りにも注目していただけたら嬉しいです。
たくさんの法則がある中でも、いろんなタイミングやその人のセンスで説明のつかないほどの美しさが生まれるのは、とても神秘的なことですよね。
この今日は7月にリリースしたオリジナルアルバム「Phyllotaxis」に収録されています。
YouTubeコーナーに、ライブバージョンがありますので、
是非チェックしてみてくださいー♪

樹奈のMusic Library FM高知

今日は私のお気に入りミュージカル映画1949年の「踊る大紐育」をピックアップしました。
ジーン・ケリーを筆頭に、
フランク・シナトラ、ジュールス・マンシンというMGMミュージカルには欠かすことの出来ないスターが集結して、
この時代でのミュージカル映画では珍しい屋外ロケでのダンスがとても新鮮で見応えのある楽しい作品です。
この作品は元々は舞台版のミュージカル作品で、
作曲は偉大な作曲家であり指揮者のレナード・バーンスタイン。
ニューヨークで24時間の上陸許可を与えられた水兵たちの、
心も身体も踊らずにはいられないナンバー、
New Broadway Cast Recordingで「New York, New York」
お送りしました。
お送りしている曲以外は映画化の際にバーンスタインの先鋭的な楽曲が、
当時の一般の観客には難しいと、プロデューサーの判断で新しい歌に差し替えられました。
なので映画でダンスをたらふく楽しんだ後は、
是非舞台版サウンドトラックを楽しんでいただきたいと思います。
バーンスタインの美しいメロディーを堪能していただけるはずです!

樹奈のMusic Library FM高知

ニュースを見ているとまだまだ世界には紛争の耐えない国々がたくさんあって、
改めて今私たちの暮らしというのは平和なんだなと思います。
音楽を聴いたり、お酒を飲んで楽しんだり、
そんな当たり前のことこそがとても特別なことで、
そのことを私たちはちゃんと感じて生きているのかなと問いかけながら書いた曲、
樹奈で「幸せという日々」
お送りしました。
この曲は7月にリリースしたオリジナルアルバム「Phyllotaxis」に収録されています。
昨今の不安定な情勢、気候の変動を見ていると、
なにげない日常が突然奪われてしまうことだってあると感じています。
台風で被災した地域のみなさんに一刻も早く日常が戻ることを祈っています。

樹奈のMusic Library FM高知

がん撲滅のためのチャリティーイベントであるリレー・フォー・ライフ。
がん患者さん、そのご家族や支援者の方々が、絆を深め合い、想いを共有し、ガンに立ち向かいリレーをするというイベントです。
今日・明日と高知大学医学部グラウンドで開催されています。
私は第一回目から連続でライブステージに出演させていただいており、
今日はリレー・フォー・ライフのキーワードである希望という意味の「HOPE」をテーマに作った私の曲
樹奈で「HOPE」
お送りしました。
第一回目から参加させていただく中でたくさんの出会いがあり、悲しい別れもありました。
亡くなった大切なみなさんから託された想いを私たちが伝えていかなければいけないし、
今闘っている患者さんたちにすこしでも寄り添い一緒に歩んでいけるよう願いをこめて作った曲です。
そして今夜、ステージイベントで演奏させていただきました。
後ほど記事にいたします。

樹奈のMusic Library FM高知

10/19の放送では、私の大注目しているドイツのミュージシャン、
オリビア・トルマーがドイツ・ルートヴィヒスブルクにある「バウアー・スタジオ」で、
ピアノ弾き語りでライブ録音した作品から
Olivia Trummerで「Fly Now」
お送りしました。
作曲、アレンジ全部オリビアさんがやっていますが、
ピアノと歌が一体になったパフォーマンスは、
本当に素敵だと思います。
弾き語りにしかできない良さっていうのを感じます。
音楽には独自の世界をとっても持っている方で、
ポップなものもジャジーなものもクラシカルなものもやっちゃいます。
もっとたくさん注目してもらえたらと、期待するアーティストです!

樹奈のMusic Library FM高知

10/12の放送では、N.Y.とL.A.を中心に活動しているギター・トリオ、ニュー・ウエスト・ギター・グループをご紹介しました。
スティール弦アコースティック・ギター、ナイロン弦ギター、エレクトリック・ギターを組み合わせ、ギターのサウンドだけでアレンジをつくりこんでいるグループです
シングルノート、コード弾き、アルペジオなどギターの特徴的な音色を秀逸に使い分けて聞かせてくれるところがとても興味深い作品です。
豪華シンガーたちを迎えて制作した2015年のカヴァー集から、
New West Guitar Group feat. Becca Stevensで「detour ahead」
お送りしました。
曲名の「detour ahead」はアメリカの道路標識、この先迂回路ありという意味があるようで、それにかけて、人生の回り道を歌った曲です。
ボーカルのベッカ・スティーンブンスの歌声はいい意味で、ジャズスタンダードのこの曲をフォーキーに聴かせてくれますね。
ギターのアレンジと溶け合って、この先の人生の深さ、味わいを感じさせてくれるナンバーでした。

樹奈のMusic Library FM高知

更新が止まっておりまして、申し訳ありませんでした🙇🏻‍♂️

10/5の放送では、タピオカソングをお送りしました。

街を歩けば、カフェ、アイスクリーム屋さん、とにかくタピオカドリンクだらけですね。
このタピオカ今に始まったブームではないのですね、なんと50年も前からポポピュラーなものだったんだということを、ミュージカル映画から知ることができました。
67年のミュージカル映画、ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画『モダン・ミリー』から
「The Tipioca」
お送りしました。
映画ではこの曲に合わせて「タピオカ・ダンス」というのを踊っているのがとても可愛いワンシーンです。
タップ、タップ、スラップ、スラップ」もう耳から離れないです。
言葉の持つリズムにメロディがバッチリ合っているからこそのキャッチーさです🎹

樹奈のMusic Library FM高知

明るくエネルギーに満ちた夏が終って、やってくる九月という季節の変わり目は、人恋しさを感じたり、切ない気持ちになります。
今日はイタリアを舞台にした恋物語、1952年の映画『旅愁』のテーマソングとして有名な「セプテンバー・ソング」をお届けしました。
日がだんだん短くなる9月から11月の時期を愛の感情に重ねて、
残り少ない時間をあなたと共に、大切に過したいという歌詞です。
季節の移り変わりを人生にたとえているようにも感じ、とても優しく深みを感じる歌です。
しっとりとジャズアレンジで、
サラ・ボーンで「September Song」
お送りしました。
54年、サラ・ボーンがアーニー・ウィルキンスの編曲指揮と、クリフォード・ブラウンを含むコンボをバックに録音した初期の代表作です。
クリフォード・ブラウンの哀愁あるトランペットとサラの美しい歌が、切なく響いてくる名演だだと思います。
September Songはブロードウェイ・ミュージカルで演奏されたのが初めですが、誰にでも口ずさめるメロディーや歌詞で人々に親しまれて、
スタンダードな歌となりました。
是非、映画「旅愁」を見ながら、歌の世界観にひたってみてください。

樹奈のMusic Library FM高知

9/14の放送ではミュージカルや映画音楽において多くのヒット曲を手がけたアメリカの作曲家、コール・ポーターの半生を描いた2004年の映画「五線譜のラブレター」をピックアップしました。
ポップ 、ジャズのスターであるシェリル・クロウ、エルヴィス・コステロ、ダイアナ・クラール、ナタリー・コールなどが劇中に次々登場し、
ポーターの名曲を歌っているのがなかなかの見所、そして1920年代〜50年代頃にアメリカのスタンダードナンバーとなる音楽を送り出した偉大な作曲家コール・ポーターと、
彼を支えた妻のリンダの美しい物語でした。
今回は代表曲「アイロニック」で有名なアラニス・モリセットの歌うなかなか新鮮なジャズナンバー、
「Let’s do it」
をお送りしました。
この曲はコール・ポーターがアメリカで初めてヒットした曲で、1928年にブロードウェイの「パリ」というショーの中の曲です。
彼の特徴である長調と短調が入り混じるメロディや、解りやすい歌詞がとてもご機嫌なナンバーです。
彼は作曲だけでなく優れた作詞家でもあったのです!
ポーターの曲はほとんどが自身の作詞作曲です。
この時代には珍しかったと思います。
偉大なソングライターの名曲はこれからもずっと輝き続けていくことだと思います。