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樹奈のMusic Library FM高知
11/12は2008年の映画「キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語」をピックアップしてみました。
ブルースからロックンロールそしてリズム&ブルースへ、というアメリカのルーツ・ミュージックがどんな風に生まれて、世界中で聴かれるようになったのか、
その1950年から70年頃の歴史をマディ・ウォーターズ、エタ・ジェームス、チャック・ベリーなどの伝説のアーティストを生み出したレーベルであるチェス・レコードを中心に描かれた作品です。
劇中では出演者による当時のヒット曲の演奏も堪能できます。
私たちが聴いているR&Bやソウル、ヒップホップなどのポピュラー音楽が全てここから始まっているのかと思うととても感慨深い作品でした。
この偉大なミュージシャンたちを演じた出演陣も素晴らしかったのですが、
中でもひときわ印象的だったのがエタ・ジェームス役のビヨンセです。
本人かと思うくらい特徴を捉えていて、それでいてビヨンセならではの表現力が素晴らしかったです。
今回は映画のサントラからビヨンセ「I’d rather go blind」お送りしました。
この曲のオリジナルは67年にリリースされていて、もともとシングルB面曲であったものの、数多くのミュージシャンにカバーされています。
とても影響力があるのかわかります。
もともと黒人たちの間でしか聞かれてなかったブルースが、世界中に伝染し、時代が変わって形を変えて進化しているんですね。
今の音楽にもその時のアーティスト達のスピリットが生き続けているんだと映画を見て感じました。
勉強になったなと思うところもあったので是非見てみてくださいね。
樹奈のMusic Library FM高知
ぼちぼち紅葉狩りの季節になってきましたね。みなさん一押しの紅葉の名所はどちらでしょうか。
私の一番は大学のときに住んでいた京都です。南禅寺や嵐山もいいですけど、京都の街を散策しながら眺めるそこら辺の紅葉がいいですね。
レトロとモダンが入り混じるとてもユニークな街の景色、京都ってほんとに世界に一つしかない雰囲気をもつ街なんじゃないかなと思います。
11/5は京都の街ような一見今風なのになんだか古風なところがある、そんな「彼」を歌った私の曲「クラシック」お送りしました。
曲を作る最初の段階でプロデューサーさんからアカペラから始まる曲を作ってみたらどう?と提案があったので、いい感じではもれるようにメロディを作ったのがこの曲の始まりです。
リズムはモータウンビートでレトロっぽく、でもサウンドは今っぽくというところに苦悩しながらアレンジしました。
レトロとモダンのギャップ、なかなかユニークで素敵だなと思います。
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以前より番組ではブラジルのミナス地方の音楽をご紹介してきましたが、10/29はこのミナス的な感覚で聴けるブラジルのビッグバンド、JAZZMIN’S BIG BANDをご紹介しました。
ジャズとジャスミンをかけたネーミングで、いい香りがしそうなこのグループは17人という大所帯で、
なんとメンバーが全員女性なんです。
ブラジルの伝統的なサンバやボサノバなどを軸にコンテンポラリーのセンスを吹き込んだ曲想で、
オリジナルから、有名なブラジルの作曲家たちの曲を独自にアレンジして演奏しています。
楽器編成が特徴的で、金管楽器以外にフルート、クラリネット、サックスなどの木管楽器が半数をしめ、ビブラフォンが加わって、アンサンブルに温かみがあるところが、女性らしくて私は気に入っています。
2021年にリリースのアルバム『Quando Eu Te Vejo』から、「7×1」お送りしました。
タイトルの7かける1からもわかるように、この曲は7拍子なんです。
サンバ的なリズムですごく自然で心地よいです。
このグループはサンパウロ州立ジャズ交響楽団などの編曲を務め、MPBの名だたる歌手たちのオーケストラ・アレンジも手掛ける凄腕の集まりです。
制作総指揮をとるのは作・編曲家のホドリゴ・モルチです。
金管楽器の音圧で派手なビッグバンドサウンドというのと別ジャンルという感じですね。
繊細なアンサンブルの柔らかいアレンジが、風のささやきや、豊かな森といったブラジルの空気を感じさせてくれました。
いつか来日したときは是非聴きに行きたいバンドです。
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皆さんは全国で行われているがん撲滅に向けてのチャリティ活動であるリレーフォーライフをご存じでしょうか。
15年前に高知でも実行委員会が立ち上がって、イベントが毎年開催されています。
私は初回から声をかけていただき、実行委員のみなさんやがん患者のみなさん、支援者さんたちの明るい笑顔に出会うことができました。
みなさんの前向きな姿勢は時に私自身も救われるほどでした。
そんな中何度か悲しい別れもありましたが、リレーフォーライフで出会ったみなさんの未来に賭ける気持ちを応援できたらという想いで、一曲作りました。
10/22はその曲「HOPE」をお送りしました。
タイトルのHOPEは、リレーフォーライフのテーマになっています。
歌詞に「希望と書いた星座」とあるのですが、これは毎年イベントでHOPEの文字をかたどったイルミネーションが作られていて、その情景を歌っています。
イルミネーションの明かり一つ一つにメッセージが書かれていて、とても幻想的な場面です。
実行委員の皆さん、がん患者のみなさん、支援者さん達の想いをこの曲で少しでも後押しできたらと願っています。
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10/15は私のお気に入りミュージカル映画、2018年の「ボヘミアン・ラプソディ」をピックアップしてみました。
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの半生を描いたドラマですが、
一気にスターダムに駆け上がったクイーンのバリエーション豊かな曲でストーリーが語られ、
メンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラーが制作に関わったことで、
フレディがいかに素晴らしいミュージシャンであったか、彼らの音楽がいかに革新的であったのかが感じ取れます。
そしてロックの歴史に刻まれた1985年の「ライブエイド」での素晴らしいパフォーマンスの完全再現シーン、
4年前私が映画館でみた時は、館内が手拍子、大合唱となる盛り上がりでした。
クイーンの曲はアカペラやコーラスも凝っていて、転調もするし実はすごく複雑な曲想で、興味があってよく聴いていたんですが、
映画を見た後は、物語が伝わってきて曲の響きがより深く変化したように感じました。
今回はサウンドトラックよりクイーンで「Don’t stop me now」お送りしました。
このサウンドトラックはフレディの歌声なのですが、
映画では、カナダ出身のマーク・マーテルというシンガーの歌声が使用されています。
クイーンの公式トリビュートバンドのボーカルとして活動しているマークは、劇中で流れるフレディの歌声の吹き替えを一部担当しました。
あまりにもフレディにそっくりなその歌声にはほんと驚きです。
劇中の歌声には、フレディとフレディ役のラミ・マレック、そしてマークの3人の歌声がミックスされて使用されているそうです。
一体どのシーンが誰の歌声なのか、聴き分けるのは至難の業かもしれませんね。
再びクイーンブームを引き起こした作品、おすすめです。
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秋ですね。先週末はとても天気が良かったので、車で近くの公園へ行こうと思い、まずはガソリンスタンドに行ったんですけど
何だかもう少し遠出したくなって、都内の大きな公園まで車を走らせて行ってきました。
駐車場には都心のナンバーや埼玉、横浜に加えて山梨、静岡ナンバーまであって、朝から大賑わい!
思い立ってミニ旅行に来たような、素敵なドライブとなりました。
10/8は夢に向かってドライブしていく若者の気持ちを書いた私の曲を聴いてください。樹奈で「未来ドライブ」
この曲は株式会社キミノミライのテーマソングとして使っていただいています。
キミノミライさんは上京して転職したい若者を支援している 会社です。
清々しい秋は、気分転換しやすい季節かなと思うので、新しいことを始めてみてもいいですね。
私はやりかけていたあまり得意でない編み物を再開して、なんとか冬までに完成させたいなと思っています。
みなさんも良い秋をお過ごしくださいね。
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10/1 はアルゼンチン出身の女性シンガー、ルシアナ・モレッリをご紹介しました。
ルシアナ・モレッリ「viaje」お送りしました。
彼女は、本国で美術学校の教師、舞台女優をするなどのキャリアがあり、やがてはスイスのバーゼルにある音楽学校へ留学しました。
そこで学んだこと、そして出会った様々な才能を結集して、遂にはオリジナルアルバムを制作。
2021年に「Lo abismal, el agua」をリリースしました。ジャンルはコンテンポラリージャズになるでしょう。
参加ミュージシャンはスイス、メキシコ、アルゼンチン、ブラジルといった国の出身という多国籍。
そのグローバルなフィーリングの中での彼女自身のボーカルが一番の聴き処なんです。歌詞を歌う瞬間の、言葉の美しさ、そして技巧派で、
もう一つの楽器のように聴こえてくるようなスキャットは、歌と伴奏ではなく、もはや五重奏のように調和しているんです。
このアルバムはルシアナがアルゼンチンからスイスに移住するときに旅行した各地でのエピソードを8つの曲にしたそうです。
アルバムを通して聴くと、特定の建物であったり、色であったり、ある現象であったり、、そんな8つ絵が飾られた個展に招かれた気分でした。
音の一つ一つの要素をキャンバスに描いたような色彩豊かな音世界に引き込まれる作品でした。
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秋に突入しましたよ!涼しさと共に、食欲中枢が刺激されてませんか?食欲解放の秋です。
秋になると食べたくなるものって焼きなんとかってゆうの多くないですか?焼き芋、焼き栗、焼き茄子、色々思いつきますが、
最近のマイブームメニューはバターの焼きリンゴです。
これ、お鍋ひとつでできてめちゃ美味しいんですよ。時短スイーツです。
お鍋一つでできるお料理で私のおすすめは、アクアパッツァです。お魚のトマト煮込み料理なのですが、簡単でおしゃれなんです。
9/24はこのレシピを歌にした私の曲「Happy Recipe」お送りしました。
このアクアパッツァは、季節ごとに旬の食材を入れ替えるとバリエーションが増えていいですよ。
そして見栄えがいいのでお客さんが来た時にもおすすめです。
ワインと一緒にいただくとワンランク上のお食事タイムになると思います。
この歌のレシピで実際に料理をして作り方をご紹介しているミュージック・ビデオをYouTubeで公開しています。
是非ご覧ください!
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9/18は2021年のミュージカルアニメーション映画「シング ネクストステージ」をピックアップしてみました。
これは2016年の「シング」の続編で、前回と同じく、アーティスト自身がボイスキャストとなって歌われる大ヒットナンバーが聴けるということ、
特に今回U2のボノが加わり、劇中でU2の新曲まで披露されるという豪華さです。
ところで皆さんは海外作品を楽しむ時は字幕派ですか?吹替え派ですか?私は基本、字幕派なんですが、アニメは結構吹替えでも見ていて、今回、私は両方見ました。
で、日本語版が結構おすすめです。
歌ではMISIAさん、長澤まさみさん、大橋卓弥さん、稲葉浩志さんまで登場で圧巻です。
そして注目したのが、アイナ・ジ・エンドさん。力強い歌声が夢を諦めないという映画のテーマにもぴったりで、作品をグッと印象付けてくれました。
というわけで今回はアイナ・ジ・エンド「Could have been me」お送りしました。
この曲のオリジナルはイギリスのロックバンド、ザ・ストラッツですが、
シャウト系の男性ボーカルの楽曲を女性ボーカルで、しかも日本語カバーで聴けて得した気分になりますね
。ハスキーボイスが魅力的なアイナ・ジ・エンドさんは“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバーで、
昨年、全曲作詞作曲の1st アルバムをリリースし、これからミュージカルの舞台でも活躍予定という才能の持ち主です。
映画「シング、ネクストステージ」、まさに歌を聴くだけでも価値のある作品、おすすめです。
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まだまだ暑い日が続いていますが、この間、お風呂上がりに窓を開けたら、とっても爽やかな風が吹いてきて秋風に変わってきたなと感じました。
どこからか聴こえてきた虫の声にひき寄せられてベランダに出てみたら、すごい明るい月が見えたんです。
夏の間も月は見えていたはずなんですが、何ででしょうね、久しぶりに見た気がしたのと、とても綺麗だったので少しの間眺めてしまいました。
今夜は中秋の名月だそうです。みなさんの街でも見られるといいですね。というわけで、9/10は月をテーマにしてかいた私の曲「琥珀の月」お送りしました。
近頃のニュースを見ていると、自分自身静かに眠れる夜が普通にあることが幸せで、この時間を大切に過ごしたいなと感じています。
中秋の名月の今夜はいつもより早めに電気を消して、少しでも早く眠れない日々を過ごしている人達が安心できる時がくるよう祈りたいと思います。