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樹奈のMusic Library FM高知
今週は10年に一度の大寒波で、南国高知も冷えこみました。
私が昔住んでいた京都では電車が立ち往生するなどニュースで見ていましたが、大変なお天気でしたね。
そんな京都といえば夏は暑い、冬は寒いというところですが、観光名所がたくさんあります。
1/28は京都の景色をイメージしながら、なんだか古風な彼を歌った私の曲「クラシック」お送りしました。
京都は、秋の紅葉や春の桜を連想する方が多いと思うので、この歌の歌い出しの「冬の知恩院」に、なんでなん?と突っ込んでくれている方もいらっしゃるかもしれません。
私は京都の大学出身なのですが、受験生の時、ちょうど今くらいの寒い時期でした。
緊張の二次試験が終わった後、付き添いで来てくれていた母と観光で行ったのが知恩院だったんです。
その日は特別寒くて、小さい氷の粒のような雪がちらついていました。
曇り空の下、凍えながら上りきった階段の先に見えた知恩院は雄大で、とても清々しかったんです。
そんな日のことを思い出して書いた曲でもあります。京都の冬、寒いですが是非この歌に出てくる名所、おすすめですので訪れてみてくださいね。
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1/21は私のおすすめミュージカル映画、2021年の「ジェイミー」をピックアップしてみました。
舞台はイギリスです。プロムにドレスを着て行った16歳の青年ジェイミーの葛藤と成長を描いた作品ですが、
これは2011年にイギリスのBBCが放送したドキュメンタリーが元となったミュージカルなのです。
ブロードウェイと並んでミュージカルの二大聖地とされるロンドンのウエスト・エンドで2017年の初演からいまも愛され続ける大ヒットミュージカルとなり、映画化されたものです。
音楽はわくわくさせるものばかり、ダンスは最高、主役のジェイミーは美しくて、彼の不安と恐怖を克服しようとする勇気に心揺さぶられる作品です。
今回はこの作品で俳優デビューしたジェイミー役のマックス・ハーウッドの爽やか歌声で、胸に秘めた夢を歌うナンバー、「Don’t even know it」お送りしました。
LGBTQがテーマとなっている作品ですが、なりたい自分になりたいと思ってなかなか勇気が出せないでいる状況は、たくさんの方が共感できるテーマなんじゃないかならと思います。
集団社会では色んなルールがあったり、目立ちすぎるとバカにされたり除け者にされたり、大きな壁がありますが、
実はその壁は自ら作りあげている偏見の場合もあるかもしれないですよね。
私も駆け出しの頃は、周りから笑われているような気がすることも、ただの労いの言葉でさえ棘があるように聞こえたりすることもありましたが、
真剣に自分と向き合って音楽に打ち込むことで、その壁を乗り越えてきた気がします。
一歩踏み出す勇気、行動することで周りを変えることだってできるんだぞっと教えてくれる作品です。是非見てみてくださいね。
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今年一年どんな一年にしようか、みなさんそれぞれに決めてもう動き出していますか?
2023年はどんなことが私にできるかなぁと今の状況を踏まえて考えてみると、やはり戦争という出来事がずっと話題の中心で、身近なところでは物価高に悩まされたり、マスクが欠かせない世の中になってしまったりと、大変なことの方が先にならんでしまいます。
でもどんな夜でも明けない夜はありませんよね。
新しい年の始まり、世界中が前向きになると信じながら過ごしたいですね。
1/14はそんな夜明けをテーマに書いた私の曲「Blue Dawn」お送りしました。
ちょうどこの間とあるイベントでピアノのサポートで出演していたら、以前から私のソロライブにも来てくださっていたファンさんが偶然いらっしゃっていて、
思いがけず会えて感激と言ってくださり、嬉しい再会がありました。
今年はソロ活動はもちろん、サポート活動の方でも充実した一年にしていけたらと思っております。
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お正月はゆっくり過ごされましたか?私は家族と過ごしましたが、ギターが趣味の父の演奏をきいたり、それに合わせてコラボしたりして、家族ライブをしながら、お節料理やお酒を楽しんで久しぶりに和やかなお正月を過ごしました。
1/7は家族、親子にちなんで、ブラジルの女性歌手リヴィア・ネストロフスキーが、実の父で、ギタリストのアルチュール・ネストロフスキーと組んだ親子デュオ作品2020年の『サラバンダ』から、アルチュール・ネストロフスキー & リヴィア・ネストロフスキーで「Cisne」お送りしました。
父であるアルトゥール・ネストロフスキーは作曲家/ギタリストにして音楽評論家や作家、サンパウロ交響楽団の芸術監督も務めるマエストロでなんです。
ショーロとクラシカルの美しい部分が抽出されたアレンジ、息の合った演奏です。
この曲、どこかで聴いたことのあるメロディだと感じた方も多いかもしれません。
これはフランスの作曲家サン・サーンスの「白鳥」のポルトガル語バージョンです。
この作品では父のアルチュールがバッハ、シューマン、シューベルトなどのクラシック曲にポルトガル語の歌詞を付けてギターアレンジしていますが、
娘のリヴィアの歌声は、少し小難しい感じのものも全て噛み砕いたような自然体の歌で心地よいです。
親子ならではのどこか通じ合うものが音として表現されているような素敵な作品でした。
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クリスマスイブは楽しい音楽が満載のクリスマス映画を見て過ごすのはいかがでしょうか。
12/24は2019年のディズニーの映画「ノエル」をピックアップしました。
主演がミュージカルでも大活躍のアナ・ケンドリックということもあり、期待して見てみると
なんとミュージカル仕立てじゃないし、アナは歌わないの?と思いながら映画は進んでいきます。
でも、おやっ?劇中の音楽が、とってもいけてるっ!
なんと予想を裏切る素晴らしい発見をしました。
それは音楽を担当している作曲家のコーディ・フィッツジェラルドと、アメリカの兄妹ユニットであるLawrence。
このタッグはこれまでに複数の作品を手がけていますが、この映画「ノエル」ではディズニー映画の最年少コンポーザーとなったんですね。
若き才能を感じるLawrenceの兄クライドと妹グレイシーの歌声なかなか良いです。
映画「ノエル」サウンドトラックより、Lawrenceで「merry christmas baby」お送りしました。
この曲はルー・バクスター&ジョニー・ムーア作のスタンダードで、チャック・ベリーや、ジェームス・ブラウン、オーティス・レディングもカバーしていますが、
このLawrenceのソウルフルな歌声もなかなかしびれますね。
Lawrenceは映画音楽界でもたくさんの曲を書いている兄のクライドと女優としても知られるグレイシーのローレンス兄妹、
そして幼少期と大学の友人で構成された8人編成のポップバンドとして活動しています。
ソウル・ミュージックと現代的ポップ・センスをミックスした音作りでオリジナル曲もとにかくエネルギッシュで新鮮なグループです。
8人編成ということなのでライブもホーンセクションが炸裂して見応えがありそうですよね。
これからも注目したいアーティストです。
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12月後半にもなると、仕事では良いお年を〜と挨拶することが増えてきました。
お庭のシンボルツリーにイルミネーションを飾ったり、年賀状の準備をしたりしていると、あれー?この間やったばかりなのになぁと一年が過ぎる早さに苦笑いしながら過ごしています。
みなさんも今年の総括、しているところでしょうか。仕事に遊び、充実した方もいれば忙しくあっという間に過ぎた方もいると思います。
12/17は繰り返しのような日々に焦燥感を抱きながらも、藻がいて進んでいきたい、そんな気持ちを書いた私の曲「リフレイン」お送りしました。
私にとって今年はあまりライブもできず、日々地味に、地道に、曲作りをして過ごしてきた一年で、1
2月という響きをきいて今年一年あまり進歩がなかったんじゃないかと焦りましたが、
思い返してみると、昨日より楽しい今日を過ごそうとしたり、今日頑張ったらきっと明日は明るい日になるはずと意気込んでみたりと、
自分なりに一生懸命良くしようとしてきたのかなと感じます。
みなさんも師走ともなると今年もあっという間に過ぎてしまいそうで焦るかもしれませんが、
忙しい日々や繰り返しのような日々、精一杯頑張ってきた自分を少しでも褒めてあげて、残りの2022年楽しく過ごしてくださいね。
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12/10は2014年のミュージカル映画「サンシャイン 歌声が響く街」をピックアップしてみました。
この作品はスコットランドのバンド、ザ・プロクレイマーズの音楽から着想を得た、田舎町の人間模様を描いたミュージカル、それを映画化したものです。
スコットランド製のミュージカルということで珍しいなと思って手に取ったのですが、舞台となっているスコットランドのリースという街がこんなに美しい景色なんだと驚きました。
石畳に趣のある建物が並ぶ街並み、そこで起こるドラマにぴったりのメロディにほっこりする作品です。
今回は「どんなことがあってもあなたに会いに行くあなたのそばにいたい」と歌うこの映画のテーマにもなっているナンバー
映画「サンシャイン 歌声が響く街」サウンドトラックより、「I’m Gonna Be(500 Miles)」お送りしました。
この曲は『妹の恋人』という映画のサントラにも使用され、全米でも93年にヒットしました。
曲のオリジナルを歌うザ・プロクレイマーズは83年に結成された双子の兄弟からなるロック・デュオで現在も現役で活動中です。
彼らのセカンドアルバムのタイトルがそのままこの映画のタイトルになっているのですが、
スコットランド訛りの英語が私はなかなか聴いたことがなくて新鮮で、
どこか素朴な感じがする音楽が映画の中に出てきた街のゆったりした雰囲気を持っていて、
サントラを聴きながらより一層スコットランド一度行ってみたいなと感じました。
スコットランド発のミュージカル、是非見てみてくださいね。
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最近ニュースを見ていると世界情勢がとても不安定だなと思います。
これまで普通の暮らしをしてきたのにあっという間に戦争の世の中になってしまう、本当に怖いし悲しい現実です。
そんな中、私たちの生活はいつも通り朝が来て夜普通に眠れているんですよね。
でも私たちだっていつミサイルが飛んでくるかもわからないなと思った時にこの何気ない毎日こそが特別なんじゃないかなと思いました。
12/3は、当たり前の日々こそ幸せなんだと思ってかいた、私の曲「幸せという日々」お送りしました。
今年も最後の月に突入しました。
またあっという間にここまで来てしまったと感じますが、思い返してみると仕事での出来事、家族との団欒、楽しいことも辛いこともたくさんのシーンがありました。
心は何気ない瞬間にちゃんと喜びを感じているんだなぁと思います。
なのに、ささっとやり過ごしてしまっていることが多いかもしれませんね。
師走は慌ただしく過ぎていきますが、いつも通り過ごせる毎日に小さな幸せを見つけて過ごしていきたいなと思います。
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11/26はアメリカのジャズピアニスト、ロバート・グラスパーの作品からラッパーのQティップとシンガー、ベーシストのエスペランサ・スポルティングをフィーチャーしたナンバー「Why We Speak」お送りしました。
2012年にグラミー賞最優秀R&Bアルバム賞を受賞したBlack Radio』のシリーズ第3弾となるアルバム『Black Radio III』がリリースされました。
2012年の『ブラック・レディオ』はその後10年間のジャズ/ヒップホップ/R&Bのジャンルの新たな形を生み出し、
ブラック・ミュージックの可能性を大きく広げたアルバムです。
ジャズのレコードをサンプリングしたり、打ち込みのビートに生演奏を組み合わせたり、録音した生演奏をサンプリングして再構築したりするのではなく、
生演奏のセッションにヒップホップ的な要素を含ませていて、
これってすごく技術がいることなのですが、セッションから生まれるグルーブが耳にすっと馴染みます。
ジャズがR&Bとヒップホップの世界にクロスオーヴァーしていて、聞けば聞くほど繊細なサウンドに気付きます。
エスペランサの躍動感あふれる歌声がループするコード進行の中で自由に形を変えているのは、やはり生演奏ゆえにできることなのかなと感じました。
音楽の可能性にわくわくさせられる作品でした。
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私は1日の終わりに一息ついてニュースを見るのが日課なのですが、悲しい事件も多く心が痛みます。
出口の見えない状況に立った時、どうしても立ち止まってしまいそうになります。
でもそんな時でも一歩ずつ前に進んでほしいなと思って一曲書きました。
11/19はその曲「光へ」お送りしました。
どんなに頑張っていても挫ける時や、辛いことが突然舞い込んでくる時ってあります。
私も何度も何度も落ち込みまくるし、しんどくて引きこもってしまいたい時もあります。
でも出来るだけ人と会う予定だったり仕事だったりをキャンセルせずに、ご飯作りとかほんと面倒だけどちゃんとやって、そんな時こそいつも通りのルーティンを過ごすようにしています。
意外とじっとしているより気持ちが楽だったりします。
もしみなさんが疲れてしまう時があったら一休みして、どうか立ち止まらず、また歩みを進めてほしいなと思います。