樹奈のMusic Library FM高知
蒸し暑い日が続きますね。猛暑日や大雨の日が続くとなかなかお出かけもできないですよね。そんな日は涼しい部屋で映画でも観ながらのんびり過ごすのもいいですね。
7/19はじっくり楽しみたい方におすすめの映画、2007年公開の『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』をご紹介しました。
これは「ばら色の人生」「愛の讃歌」などで知られるフランスの伝説の歌手、エディット・ピアフの生涯を描いた作品です。彼女の人生は波乱に満ちた壮絶なもので、彼女が歌に魂を込めて生きてきたというのが痛いほど伝わってきました。
主演はマリオン・コティヤール。
役柄に憑依していて、ピアフ本人かと思うような迫力がありました。
劇中ではたくさん曲が聴けます。吹き替えはジル・エグロさんというフランスの歌手がされていて素晴らしいです。
ご覧になるとわかるのですが、ピアフの曲のレパートリーの広さに驚かされます。今日はピアフの代表曲である「愛の讃歌」をお送りします。
この曲は、ピアフ本人が作詞をしています。プロボクサー、マルセル・セルダンとの燃えるような恋から生まれた一曲で、彼女の情熱的な生き方が反映しています。
エディット・ピアフで「愛の讃歌」をお送りしました。
歌詞に「みんなが馬鹿にしようともあなたのためならなんでもするわ」という部分あるのですが、後にマルセルの死で引き裂かれてしまう、2人の愛を描いた言葉にとても切なくなります。
この歌は世界中の歌手がカバーをしていますが、越路吹雪さんや美輪明宏さん、そして2024年パリオリンピック開会式でのセリーヌ・ディオンの感動の歌唱はまだ色褪せませんね。名曲中の名曲です。
死をも越えて続く永遠の愛を歌っているこの歌は、きっと人生の中で辛いときに救ってくれる一曲なんだろうなと感じました。