樹奈のMusic Library FM高知

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今月、ブラジルが誇るボサノヴァのヒットメイカーであるセルジオ・メンデスが、逝去したというニュースがありました。

彼は50年間にわたり、世界中にブラジルの音楽を広めた偉大なミュージシャンです。我が家では両親も好きで、一緒に楽しんでおりました。

特に1966年のアルバム『ハーブ・アルパート プレゼンツSergio Mendes & Brasil’66 』に収録された「マシュケナダ」は日本で大ヒットしました。

メンデスは素晴らしいピアニストであり、アレンジャーなんですよね。マシュケナダのように、ブラジル国内での名曲をカバーするだけでなく、60年代にはビートルズやバート・バカラックなどのナンバーをブラジル風のアレンジでカバーした作品を発表し、83年には「愛をもう一度」でAORミュージック作品でもヒットさせました。

2006年に発表されたアルバム「Timeless」では、スティーヴィー・ワンダーやブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アム、エリカ・バドゥなど別のジャンルのアーティストとのコラボレーションを実現しました。

9/28は68年のアルバム「The fool on the hill」からビートルズのカバーであるタイトルナンバー、セルジオ・メンデス&ブラジル’66で「The fool on the hill」お送りしました。

ブラジルフレーバーたっぷりで、リゾートでリラックスしているような心地よさが漂いますね。

ビートルズのオリジナルとは別格で、アレンジの魔法に驚かされるナンバーです。ブラジルの音楽というのは特有のリズムにとても美しいメロディがのっています。メンデスは珠玉のメロディをさらに輝かせるマジシャンですね。

彼の音楽はこの先もずっと愛されることでしょう。ご冥福をお祈りいたします。

 

Posted on: 2025年1月2日juna-wordp

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