樹奈のMusic Library FM高知
先日、ポピュラー音楽の伝説的ソングライターで、編曲家、ピアニスト、音楽プロデューサーであったバート・バカラックの訃報を受けて、
3/4はバカラックのナンバーをお送りしたいと思います。
バカラックときいて、あまり詳しくないという方もいらっしゃると思いますが、
きっとどこかで彼の曲は聴いたことがありますよと言えるほど、たくさんのヒット曲を書き、ポピュラー音楽の歴史に名曲を残しました。
すごいなと思うところ曲数もそうなんですが、独特な変拍子や転調が曲の中にあって、聴けば、あ、これはバカラックだなというふうにわかることですよね。
彼は、ニューヨークのクイーンズで育ち、作詞家のハル・デヴィッドと出会った後、60年代に入ると100曲以上の曲を書き始め、カーペンターズらにヒット曲を提供しました。
特にディオンヌ・ワーウィックとは10年以上にわたりチームを組み、40曲近くがヒットしました。
また、二人は映画音楽も手掛け、B.J.トーマスが歌った「雨にぬれても」は名曲ですね。
彼は作曲家のイメージが強いですが、パフォーマーとしても素晴らしいのです。
今回はバートバカラックの音楽を称えるために、ディオンヌワーウィックやエルビスコステロなどのアーティストによって演奏された1998年のライブトリビュートショーのアルバムからバート・バカラックで「Alfie」お送りしました。
この曲は1966年公開、同名映画のタイトルソングで、ハル・デヴィッドとのコンビ曲です。
でだしの「What’s it all about,Alfie?」生きることの意味ってなんだろうと歌う内容なんですが、
バカラックが私たちに語りかけてくれるようで、バカラック自身の人生を語っているようにも聴こえてきますね。
私は音楽家のひとりとして、この曲のように、心おもむくままに歩いて音楽を愛し続けたバカラックの姿にとても勇気づけられ、感銘を受けました。
バカラックの音楽はこれからもずっと愛されていく名曲ですね。
Posted on: 2023年5月20日juna-wordp