樹奈のMusic Library FM高知

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今日はブラジル・サンパウロ生まれのギタリスト、作曲家、シンガーであるシコ・ピニェイロをご紹介しました。

ギターは6歳からはじめ、ジャズの名門校であるアメリカのバークリー音楽大学を卒業後すぐに、

そのギターの演奏技術とブラジル音楽をルーツに持つ音楽性で注目され、これまでに4枚のソロアルバム、そしてAntonio Loureiro、Sergio Santosとの共演アルバムをリリースしています。

2017年からは拠点をサンパウロからN.Y.に移して活動しているシコですが、

今日はNYの洗練された都会的なコンテンポラリー・ジャズのメンバーで固めた作品で、

サンパウロとNY両方の今のサウンドが映し出されたアルバム『City Of Dreams』から。

滑らかなジャズギターと温かいスキャットがかっこいいナンバー、

シコ・ピニェイロ「Estrada Real」をお送りしました。

長く活動を共にしているというメンバーとの息の合った演奏は素晴らしいです。

メロディアスでオリジナリティたっぷりの曲は、サンパウロの新しい作曲家を意味するノーヴォス・コンポジトーレスにぴったりです。

そしてスピード感のあるギターのフレーズはNYのジャズを感じさせてくれて、とても新鮮で充実感を得られる作品だと思います。

今回はシコ自身のスキャットが聴けるナンバーをピックアップしましたが、

初期のアルバムにはルシアナ・アウヴェス、エヂ・モッタ、エリス・レジーナの娘のマリア・ヒタといった大物シンガーとのセッションも多数あって、

雰囲気がガラッと変わって彼のソングライティングの凄さも堪能できますので是非色々広げて聴いてみてくださいね。

Posted on: 2022年1月8日juna-wordp

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