樹奈のMusic Library FM高知
今日は2019年の映画「JUDY 虹の彼方に」をピックアップしてみました。
「オズの魔法使」で知られる伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドが、
47歳の若さで急逝する半年前の1968年に行ったロンドン公演の日々を鮮烈に描いた作品です。
ジュディ・ガーランドの素晴らしさは、もちろん作中でも十分にわかるのですが、そこのところは数々のジュディの名作映画で堪能するとして、
この映画の注目すべきところは、ジュディを演じるレネー・ゼルウィガーの迫真の演技です。
「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズ、「シカゴ」の時の彼女とは別物のすごさです。
歌う仕草や表情まで、まるでジュディが乗り移っているようで、
そして全ての歌唱シーンを吹き替えなしで歌い、ジュディという大スターの素顔、温かい人物像や背負っていた深い悲しみや寂しさまで圧倒的な表現力で見せてくれます。
映画のサウンドトラックから
レネー・ゼルウィガー&サム・スミス「Get Happy」をお送りしました。
この曲はジュディ・ガーランドが1950年に映画「サマーストック」で歌ったものがオリジナルで、
このサム・スミスとのデュエットはサウンドトラックのために収録されたものです。
このサントラはレネーのアルバムとして聴き込める完成された作品だと感じます。
伝説の大スターと現代の大女優の凄さに感動した映画「Judy 虹の彼方に」でした!
Posted on: 2021年11月6日juna-wordp