樹奈のMusic Library FM高知
今日はブラジル・サンパウロの女性ピアニスト、パトリシア・ロペスをご紹介しました。
送りする作品は彼女が小編成の室内楽音楽でポルトガルの作家フェルナンド・ペソアの詩を解釈するという壮大なコンセプトで持って、
全てオリジナル曲で作られたアルバム、「O FEMININO EM PESSOA」をピックアップしました。
ヴィオラ、ハープ、クラリネットなど色彩豊かな弦管アンサンブルが奏でる豊穣なサウンドと、パウラ・ミリャンのヴォーカル、そしてパトリシア・ロペスのピアノがストーリーを紡ぐように演奏される、とても印象的な作品。
パトリシア・ロペス「Quem Te Disse」お送りしました。
パトリシア・ロペスは6歳の時にピアノを始め、サンパウロ大学の室内楽オーケストラに籍を置き、ピアノ奏者として、
またコンポーザーとしてもオリジナル楽曲でニューヨークで公演を行ったり、
ポルトガルの国際ジャズ・フェス に出場してもいます。
コンテンポラリー・ジャズの世界観ではあるものの、
クラシックの響きもしっかり備わっていてとても重厚に聴こえてきますね。
芸術性が高く、痺れる作品でした。
Posted on: 2021年8月28日juna-wordp