樹奈のMusic library FM高知

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8/12はおすすめミュージカル映画、2021年の「シラノ」をピックアップしてみました。

物語の主人公は剣の達人であり、詩を書く才能に恵まれたシラノという男性。彼がある日、目の前に現れた文才のない恋敵に代わって、心に秘めている愛する人にラブレターを代筆するという切ない三角関係ラブストーリーです。

こういうストーリーって本当典型ですが、実はこの映画、元々は1897年、パリ初演を皮切りに、世界中で映画化されている「シラノ・ド・ベルジュラック」という戯曲なのです。

なので、三角関係ラブストーリーの原型ともいえるかもしれません。

しかもシラノ・ド・ベルジュラックという人は実在した人物だそうです。深みもありますよね。

音楽はアメリカを代表するロック・バンド、ザ・ナショナルのブライス・デスナーとアーロン・デスナーの兄弟が担当しています。

非常に繊細なものが多く詩を朗読するような感じで鑑賞できるので、ミュージカルが苦手な方でも、自然に流れるように観れる作品です。

「シラノ」サウンドトラックから「Someone to say」は

シラノの愛する女性ロクサーヌを演じたヘイリー・ベネットが歌います。こんなに歌がお上手な方なんだとこの映画で知ることができ嬉しかったです。

言葉は、その人の本質を現す一つのものと思いますね。面白い人だなとか、優しい人だなと思うのは、やっぱり言葉が伝えてくれるんじゃないかと感じます。

私も歌を書く一人として、言葉の選択は難しいですし、深いなと思います。

同じような意味の言葉でも、ちょっとしたニュアンスの違いで全体のカラーを変えてしまったりします。

この映画を見て、私も生きた言葉、魂のこもった詩を書いて想いを伝えていきたいなと感じました。

 

Posted on: 2025年1月2日juna-wordp

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