樹奈のMusic Library FM高知
今日は私のイチオシアーティストの一人、ドイツ出身のジャズピアニスト、ヴォーカリスト、そして作曲家であるオリビア・トルンマーの先月リリースされた最新アルバム「for you」をピックアップしてみました。
力強くリズミカルなピアノと一体となって歌う、美しいボーカルは、静かな湖に風が吹き、水面が揺れ、鳥がやってきて、青空が見えて、世界が広がるように、想像力を何膨らませてくれる演奏です。
今回はサポートメンバーとしてギタリストのカート・ローゼンウィンケルが参加しているナンバーオリビア・トルンマーで「Ever changing heart」をお送りしました。
今回はさらにオリビア色が強くなった作品で、ジャズ、ポップ、シンガーソングライターというジャンルや役割をスムーズに渡り歩いて、
即興もあり、決まったフレーズもありという冒険に満ちた曲作りだと思います。
メロディラインをユニゾンで奏でるカート・ローゼンウィンケルのギターは、まるで歌を歌っているよう。
どんな超絶技巧の演奏であっても歌心に溢れているのがオリビアもカートも素晴らしいです。
カート自身が率いるcaipiというバンドでのワールドツアーでオリビアがサポートメンバーで参加していたりと、
二人は長年の音楽仲間なんですが、このナンバーを聴いているとcaipiバンドの要素も感じるし、
お互いの音楽性を織り交ぜて相乗効果を生み出している素晴らしい作品だと思いました!
Posted on: 2022年4月16日juna-wordp