樹奈のMusic Library FM高知

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世界の巨匠・バート・バカラック、名曲の数々の中にヒットの経緯が意外だったものも少なくありません。
例えば「遥かなる影」はカーペンターズが歌ったのが有名でカーペンターズにとっても初のナンバーワンソングだったのですが、
曲の発表は7年も前で、しかもその間に何度もカバーされているんですね。今回はそんな経緯であった名曲のひとつ、
67年に初録音されて、70年にアメリカのコーラス・グループが歌ってヒットしました。
フィフス・ディメンションで「ONE LESS BELL TO ANSWER」
お送りしました。
出迎えるドアベルがひとつ減る、焼く卵がひとつ減る、という悲しい歌詞ですね。
曲の展開はバカラックらしくドラマティックで、なんで埋もれていたのかなって思いますけど、
豊かなコーラスアレンジやマリリンのリードボーカルは、たくさんのカバーの中でもやっぱりいいなと感じます。
他にはバーブラ・ストライサンドが、「A House Is Not a Home」という同じくバカラックの大人の悲しい歌を後ろにつけてメドレーで録音したのも有名で、このバージョンでさらにカバーされてもいます。
一曲が何色にも輝き、そしてさらに変化して輝くバカラック作品こそ、不朽の名曲ですね。
Posted on: 2019年6月26日juna-wordp

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