樹奈のMusic Library

樹奈のMusic Library FM高知

最近は春の草花が目立ち始め、

気分も爽やかな音楽を求めてしまいます。

そんな時に音楽映画の中から1曲が思い浮びました。

3/16の放送はその曲をご紹介しました。

イギリス・スコットランド出身のチュアート・マードックがリリースしたアルバムの中のものです。

彼はベル・アンド・セバスチャンスという人気バンドのフロントマンなのですが、

2009年に自らのアルバムと同時にそれを基にした映画脚本も書き、監督もしたというマルチな能力を発揮しました。

スコットランド発の青春映画、2014年の『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』です。

拒食症で入院している主人公が、ポップバンドを組み、友人たちと一歩ずつ前へ歩んでいくというストーリーなのですが、

描写がキュートで主人公の服が70年代風でおしゃれ、歌がすごく爽やかで見ていて気持ちのいい作品です。

劇中のほとんどの歌を歌っている主演のエミリー・ブラウニングが魅力的でした。

サウンドトラックからエミリー・ブラウニングで「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」をお送りしました。

ソングライティングから脚本監督まで務めたスチュアート・マードックが率いるバンド、ベルアンドセバスチャンは、1996年に結成、ネオアコ/ギターポップといわれるジャンルで、世界中で安定の人気があり現在も活動中です。

映画全体が彼らの世界観そのもの、カラフルでどこかノスタルジーなんです。

青春時代をふりかえる大人世代も、今まさに青春を謳歌している若い世代も共感できるような素敵な作品でした。

 

 

 

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今日はアメリカ出身のシンガー・ソングライター、イエバの最新アルバムから。

2019年にPJモートンとの共演による圧巻のパフォーマンスが評価され、

デビュー前にしてグラミー賞を獲得したイエバは、透き通った歌声で大物アーティストからのオファーが絶えず、

例えばマーク・ロンソンのアルバム「ミッド・ナイト・フィーリングス」やエド・シーランのアルバム「No.6 コラボレーションズ・プロジェクト」の中でボーカルとしてフィーチャーされ、世界中で注目が集まっています。

幼いころからゴスペルに慣れ親しみ、故郷でゴスペル合唱隊のアレンジやディレクションを担当するなど才能を発揮してきた彼女は、繊細さとパワフルさを併せ持つ、歌声を聴かせてくれます。

マーク・ロンソンをプロデューサーに迎え先月発売されたアルバム『Dawn』から、Yebbaで「October Sky」お送りしました。

曲の前半は細かいビートに乗って軽やかなフレージングで表現し、後半に向けては声そのものを朗々と響かせて

それまでになかった声質で感情を爆発させる、はっと驚くような声です。

このイエバが歌の道に進むきっかけとなったのは最愛の母の死が大きくあるようで、

情熱の裏にあるどこか寂しげで切なげな歌声は、たくさんのリスナーの心に寄り添える声なんだなという風に感じました。

これからも注目のアーティストでした。

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毎年この時期に行われているがん撲滅のためのチャリティイベントであるリレーフォーライフイン高知、私は初回から毎年ステージに出演させていただきまして、イベントのキーワードとなっているHOPEをテーマに書いた曲があります。

リレーフォーライフin高知では、夕暮れに、メッセージを書いた灯りをたくさん並べて、グラウンドいっぱいにHOPEという文字を書くのですが、それが星座のように見えて、いつも、すごく 幻想的でした。

がんと闘うたくさんの皆さんの想いに触れて書いた曲で

今日は私の曲の「HOPE」をお送りしました。

がん撲滅のためのチャリティイベント、リレーフォーライフin高知は来年で15周年のイベントになるそうです。

去年はこのコロナ禍で中止となりましたが、今年は10月16日(土)に春野総合運動公園 運動広場Dにて、開催される予定です。

残念ながらステージイベントは行われませんが、私も応援しています。

コロナ禍で先がなかなか見えない中ですが、

立ち止まることなく活動を続けている実行委員の皆さんや支援者の皆さんの想い、本当に素晴らしいです。

是非ご都合のあう方は参加してみてください!

 

 

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9/25の放送では2011年にオーストラリアのメルボルンで結成された4人からなるフューチャー・ソウル・バンド、ハイエイタス・カイヨーテのナンバー

ハイエイタス・カイヨーテで、「Get Sun」をご紹介しました。

リズムに対する挑戦的なアプローチに加え、エレクトロニックとアコースティックが交じり合う不思議な響きが特徴で、

これまでに2度のグラミー賞ノミネートなど、世界的に確固たる評価を築き上げてきました。

その彼らが、6年ぶりに最新作『Mood Variant』をリリース。今回はその中からお送りしました。

デビューアルバムから持っているオリジナリティの流れをちゃんと発展させて、

サウンド面で新しいアプローチがありました。

ブラジルの伝説的プロデューサーでアレンジャーである、アルトゥール・ヴェロカイをゲストに迎え、

彼のアレンジでホーンとストリングが加えられているのですが、そのレトロな生音っぽさが、今、新しいサウンドに聴こえるんです。

ボーカル&ギターでソングライティングもしているナイ・パームはこのアルバム制作中に乳癌が見つかり治療、そして復帰したという経緯があって、

その時の気持ちや体験がこのアルバムには込められています。

彼女の言葉に「ひとつの願いは、生きて、自分が体験した時間と美を捧げること。」とあって、

命をかけて創造することの大変さ、素晴らしさを、改めて感じ、私もアーティストのひとりとして感銘を受けた、そんな作品でもありました。

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過ごしやすい季節になってきました。

ご自宅のお庭やベランダに出ておつまみをいただきながら一杯、なんてこともしたくなる清々しい日も多くなりました。

9月といえば、月が綺麗な季節でもあるので、9/18の放送では月をテーマに書いた私の曲、静まりかえった夜に降り注ぐ、月の光に想いを寄せて書いた曲

樹奈で「琥珀の月」をお送りしました。

夜中にふと目が覚めてしまうと、いいこと悪いこと、いろんなことを考えてしまってどんどん眠れなくなるってこともあります。

そんな夜に窓から差し込む月の光は、優しくとても神秘的だなと感じます。

大切な人と過ごす瞬間や幸せを、永遠の輝きのように感じる一方で、何かの拍子に失ってしまいそうな焦燥感をこの曲では表現してみました。

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9/11の放送では、2019年のディズニーミュージカル映画「わんわん物語」をピックアップしてみました。

本作は、1955年に製作された同名のアニメーション映画を、実写とCGでリメイクした作品で、本物のわんちゃんが演じているめちゃくちゃ可愛い作品です。

内容はオリジナルアニメ版に沿って、結構忠実に作られていて、音楽もほぼオリジナル曲をリアレンジしたもので、

アニメ版からのファンにとっては大満足の内容です。

サウンドトラックの中から二曲

カーシー・クレモンズで「ララルー」、ジャネール・モネイで「He’s a Tramp」をお送りしました。

この二曲は55年のアニメ版で歌唱をしているペギー・リーが書いた曲なのですが、

ペギーのバージョンは落ち着いたテンポでしっとりと歌いあげ、

まさにディズニークラシックスという感じなんです。

この2019年版もその良さをしっかり再現してくれていて、更にジャネール・モネイの新しい個性も加わって本当にいい感じに仕上がっているなと思いました。

そして、わんちゃんのコーラス隊が最高で微笑ましい^^

おしゃれなナンバーでした。

 

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9/4の放送では私の曲、樹奈で「リフレイン」お送りしました。

コロナ禍で辟易とした日が続きますが、そんな繰り返しのような日々にもどうにか藻がいて希望を探したいと思い、選んでみました。

主人公の焦燥感をテンポの早いジャズ風にアレンジして録音しました。

自粛自粛が続く中、それぞれのモチベーションを保ちながら日々過ごすことって結構大変だと思うのですが、

ちょっと前に、「どんな風に自分を奮い立たせていますか」という質問をいただいたことがあります。

これは私の場合ですが、出来るだけ今の自分を客観的に見て、冷静に、今あんまり頑張れてないぞと、このままじゃ良くないよねという風に、

自分自身に問いかけるようなことをしています。

ストレスフルな世の中でもありますが、一人一人が少しでも希望が持てますよう願っています。

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今日はブラジル・サンパウロの女性ピアニスト、パトリシア・ロペスをご紹介しました。

送りする作品は彼女が小編成の室内楽音楽でポルトガルの作家フェルナンド・ペソアの詩を解釈するという壮大なコンセプトで持って、

全てオリジナル曲で作られたアルバム、「O FEMININO EM PESSOA」をピックアップしました。

ヴィオラ、ハープ、クラリネットなど色彩豊かな弦管アンサンブルが奏でる豊穣なサウンドと、パウラ・ミリャンのヴォーカル、そしてパトリシア・ロペスのピアノがストーリーを紡ぐように演奏される、とても印象的な作品。

パトリシア・ロペス「Quem Te Disse」お送りしました。

パトリシア・ロペスは6歳の時にピアノを始め、サンパウロ大学の室内楽オーケストラに籍を置き、ピアノ奏者として、

またコンポーザーとしてもオリジナル楽曲でニューヨークで公演を行ったり、

ポルトガルの国際ジャズ・フェス に出場してもいます。

コンテンポラリー・ジャズの世界観ではあるものの、

クラシックの響きもしっかり備わっていてとても重厚に聴こえてきますね。

芸術性が高く、痺れる作品でした。

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今話題の映画で、高知県が主な舞台となっている「竜とそばかすの姫」。

モデルとなっている場所が具体的にどこなのかは劇中で言及されていませんが、県内に実在する場所、仁淀川が登場しています。

私も小さい頃は仁淀川でよく遊び、思い出の場所です、東京に住むようになってからも里帰りすれば訪れますが、

昔から変わらない美しい景色を見ると素の自分に戻るようで癒されています。

8/21の放送では、は仁淀川を想ってそんな気持ちを歌った私の曲

樹奈で「ミナモノキヲク」をお送りしました。

いつのまにか自分も大人になってしまったのですが、今も変わらない仁淀川で子どもたちが遊んでいる姿を見ると、

ここで育ってきた私のルーツを大切にしたいなぁと感じます。

コロナ禍になってからなかなか県を跨ぐ移動が難しくなっていますが、次高知へ帰った時は、また仁淀川を訪れたいと思います。

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8/14の放送は私のおすすめミュージカル映画2012年の「Joyful Noise」をピックアップしてみました。

ある街のゴスペル隊が力をあわせて全米ゴスペル大会の優勝を目指すストーリーで、もちろん音楽が欠かせない映画です。

R&Bシンガーのクイーン・ラティファの迫力ある美しい歌や、カントリーシンガーの大御所であるドリー・パートンの圧巻の歌唱、をはじめとするキャストのパフォーマンスが何よりも見どころです。

マイケル・ジャクソンのナンバーのカヴァーでゴスペルのアレンジで歌う女性ボーカル、キキ•パーラーの声が新鮮なナンバー

映画「ジョイフルノイズ」サウンドトラックより「Man In The Mirror」をお送りしました。

伝統的なゴスペルも素晴らしいですが、ポップスの名曲をパワフルに歌い上げる本格的なゴスペルパフォーマンスがカッコいいですね。

ソウルフルで、軽快で、聴くだけで幸せになります。

劇中では、ポール・マッカートニーや、ビリー・プレストンのカヴァー、ラストシーンでは、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、アッシャー、クリス・ブラウン、スティーヴィー・ワンダーのナンバーのカヴァーで構成されるなど、アメリカの人気曲がしっかりアレンジされていて、楽しめます!